右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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依存は大敵!?
先月だったか、先々月だったか、月刊「現代」という雑誌を立ち読みしていたら、こんなことを書いているおばさんがいた。桐野夏生とかいう直木賞作家だとか?書いた文章の全部を読んだわけではなく、パラパラめくっていて、最後のほうにこう書いてあるのが目に入った。

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依存は大敵

いずれにしても、もっとも重要なことは、本人が妻からも会社からも自立していることではないでしょうか。「妻がいないと暮らしていけない」とか「仕事から離れると何をしていいかわからない」ようでは話になりませんよ。誰にも依存せずに自らの足で立つ。実は非常にハードルが高いことではありますが、泣いても笑っても、定年はやってくるのですから、50代のうちに本気で自立しておかないと、冗談でなく熟年離婚の憂き目にも遭いかねません。依存は大敵です。

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この文章の前半部の『「妻がいないと暮らしていけない」とか「仕事から離れると何をしていいかわからない」ようでは話になりませんよ。』というところが目に飛び込んできた。

私はこういう事を言う人間はかなり幼稚なエゴイストにしか思えない。

まあ、「妻がいないと暮らして行けない」ということの意味が、たとえば炊事洗濯など家事をやってくれる人間がいないと不便で暮らして行けないという意味だけならば、私もたしかにそういう男はなさけないと思うし、熟年離婚されてむしろ当然だろうとも思う。

しかし、そうならないための処方箋が「自立すること」というのは、ちょっとおかしい、むしろそうではないと思う。

「妻がいないと暮らしていけない」ということを別の意味で捉えられるようになることが、大事なのではないかと私は思う。

要するに、妻に限らず家族の存在が自分の心の支えとなっている場合に、その心の支えがあるからこそ自分は生きていると思えるのであり、そういう意味で妻がいないと生きて行けない、正確に言えば、妻や子供たちがいないと生きている甲斐がないということ、そう思える夫婦関係や家族関係を築くことが、大事なのだろうと思う。

「(炊事洗濯家事のために)妻がいないと暮らして行けない」と依存するのも、「(熟年離婚されないために)自立しておく」というのも、どっちも自分のことしか考えていない、そういう発想には精神の卑しさというものを感じざるを得ない。

なんでもかんでも行動する原理が「自分のため」というのは幼稚すぎる。実は私はずっとそういう考えだったが、それがむしろ自分を不幸にしてきた。何をしても満たされない。

もちろん何かするのに自分のためという事も少なからずあるのは確かだが、それだけではそんなに頑張れないし、逆に自分のためだけにどこまでも頑張れる人間というのは私はキモチワルイしお近づきになりたくない。

また、「仕事から離れると何をしていいかわからない」くらいに仕事にのめりこんでしまうのも、自分のためにしか仕事をしていない、自分の充実感だけを求めて仕事をしているから、定年になったとたんに、家族とも会社とも人間関係が途絶えてしまうのだろう。

そうならないためには、仕事をするにあたっても、どこか自分の大切な人のためとか、人間関係を大事にしつつやるという発想の欠如こそが問題なのではないか?

また、熟年離婚うんぬんの話で言えば、やはり「老後の楽しい生活」を目標に置いて生きるのは、間違っているとは言わないまでも、私はそんなの馬鹿げていると正直思う。

人生トータルで見て充実して暮らすことのできる期間をどれだけ多く過ごせるかのほうが大事だろう。

自立という名の孤立ではなく、周りの大切な人たちのため、という視点を常に失わなければ、孤独な定年後の生活に陥るという事態も有る程度は防げるのではないかと思うし、それこそが処方箋ではないのか?

自立という薄っぺらい関係で、老後の孤独がいやせるものかどうか・・・この女の言うことは、かなり眉唾だろうと私は思う。

自分以外の何か、それが家族であっても仕事であっても何でも良いとは思うが、そういうエゴではない何かのために充実した人生をるほうが、ひたすらエゴにこだわって自分のためだけに生きるより、充実感と満足感の得られる人生になるのではないか?と思うが、まだまだ私は青いのだろうか。
コメント
この記事へのコメント
「濡れ落ち葉族」なんて言葉が流行ったことがありましたね。
愚鈍なまでに家族のために一生懸命働いて、家族の生活を維持してきたおとうさん。
結果は普通以上のお金持ちにはなれなかった。
でも、普通であれたことをありがたい、と思ってくれる奥様は多いですよ。

このかたは惚れた男に「ほかに好きな女性ができた」と言われたら、
「はいわかりました。私はあなたがいなくても生きていけます」と言うということですね。
はまちゃん | URL | 2008/02/20 (水) 10:05:36 [編集]
余計なお節介
全く余計なお節介である。定年を過ぎても、幾つになっても自立できる男はたくさんいる。この女作家は世の中の経験が少ないのであろう。男はみんな妻がいなければダメ・・なんてマスコミの馬鹿げた話を信じているのだろう。
会社でキチンと働ける男は家事だってなんだって出来るのである。熟年離婚、今の団塊の世代の男(サラリーマン)は何とか食える年金はもらえる。損は女の方さ。
通りの男 | URL | 2008/02/20 (水) 21:26:10 [編集]
>はまちゃんさん
「濡れ落ち葉族」ですかあ。すでに絶滅してしまったような・・・。
今時は妻のほうもダンナの稼ぎが少ないとかお父さんみたいにならないようにと子供にグチったりと、質が低下してお互いにつぶし合ってきたようなところもありますね。家族解体イデオロギーのためにそれを煽ってきたマスコミも!
管理人 | URL | 2008/02/21 (木) 09:46:02 [編集]
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