右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ

コメント歓迎ですが「こちら」をお読み下さい。

内部告発について(法律と道徳)
去年は食品の内容表示などに関してさまざまな偽装が発覚した年であった。私の知人の中でも、あれもこれも偽装かもしれないと思うと何も食えなくなるねなどと冗談半分に言うような者が後を絶たなかった。

その通り、偽装は問題だろうと思う。しかしこのような偽装は有る程度想像のつくものだったと思う。私が「偽装社会」よりももっとブキミに感じているのは、「密告社会」の到来である。
これらの食品に関する偽装はすべて「内部告発」という名の密告によって明らかになったものである。ようするに農水省が従業員に密告を推奨しているのである。官僚が国民に密告を奨励するとは、まるで共産主義国家のようでもある。

偽装をなんとかするための手段として内部告発を利用するというやり方は、一時的には成果を上げたように見せてくれるかもしれないが、内部告発ですべての偽装が防げるとは到底思えないし、結局は偽装とはそもそも経営者の道徳の問題である。

そして、内部告発もまた道徳の問題である。

自分が所属する組織にいたまま、その偽装にどれだけ加担したかどうかは不明だが、その組織から利益を得たままで、その組織を批判するというのは、有る意味不道徳である。

告発するならば、せめてその組織から抜け出してからやるのが筋というものだろう。もちろん、そんな事ができようはずも無いのはわかっているが。

いずれにせよ、内部告発をするにもそれなりの覚悟を持ったもののみが許されるのであって、安易な内部告発の奨励は、メリットよりもデメリットのほうが大きくなると私は考える。

まず、組織内での足のひっぱりあいと言ったものに内部告発が利用されることで、ひたすら日本国内のあらゆる組織が崩壊してゆく可能性も出てくる。

内部告発を不道徳と考えるのは、そうした組織の崩壊に一定の歯止めをかけるための良識の一種だと思う。

もう一つは、上でもちょっと書いた通り、私には内部告発というのはある種の不道徳と思われるからだ。

私は、その組織に長年所属して、その組織からさんざん恩恵を受けた上でその組織を中から外に向かって「ぶっこわす」とか言ったり内部告発したりする人間は道徳的に欠陥があるとしか思われない。

国民には大人気だったようだが、私はあまり好きではない前の首相とかも、さんざん自分がその政党に所属することでこれまでに恩恵をうけて、大臣までやって、そういう土台があってのし上がってきたのに、簡単に外の人間に向かって自分が所属してきた組織を「ぶっこわす」などと言うのは、やはりどうしようもない人間だと思う。

内部告発の話にもどすと、もし自分がその組織に長年所属していて長年その不正に気づいていたというのならば、その組織に所属したままで内部告発して、その後もぬくぬくと組織に所属し続ける人間というのは信頼にあたいしないだろうし、そのような人間が出てくることを奨励するのも問題があると思う。

やはりその組織なら抜け出して、つまり職を辞してから告発するのが筋だと思うし、長年その不正に荷担してきたのならば内部告発者であってもそれくらいの責任は取るべきだと思う。

それからもう一つ、賞味期限を偽装するということと、賞味期限切れの食品を大量に捨てるということ、どっちが悪いかもっとよく考えてみるべきだろう。

法律を守ることが正しいという考え方ならば、賞味期限の偽装は悪で、賞味期限切れの食品の大量投棄はむしろ善ということになってくる。

法律万能主義みたいな考え方からの脱却も必要、やはり道徳への回帰が必要と考える。
コメント
この記事へのコメント
賞味期限切れの食品の大量投棄のほうが
悪いですよね。
確かに「偽装」は消費者を欺いたのだから
その点に関しては責められて然るべきかも知れません。
しかし、そもそも「賞味期限」自体のありかたはどうなのか。以前は「製造年月日」表示だったものが
外国、主に米国からの輸入食料品にとって
「製造年月日」表示では都合が悪かったので
「賞味期限」「消費期限」表示に変わったのだという事です。(例によって米国側からの要望=圧力)であればそもそもその表示の正当性、あり方自体
疑問視せざるを得ないのです。

本当に食を大切に考える、食をいただく、頂戴するという事の意味を今一度、考え直して見る必要があるかもしれません。
企業だけを責めるのではなく・・・・。
翡翠 | URL | 2008/01/10 (木) 18:41:35 [編集]
おっしゃる通り、食の大量生産・大量消費・大量投棄をもっと問題にしなければならないと思います。

また、賞味期限に製造年月日がとってかわれれた経緯は、外国の圧力ということもあるかと思いますが、それにしても、当時は貿易摩擦もあったことですから、結局は日本人は自国の経済発展をあまりにも優先しすぎたことの歪みの一種であるとも言えるでしょう。

ヨーロッパの国々など、自分たちの良識をすててまで経済活動にのめりこまなかったが、日本人はその点で節操が無さ過ぎたのではないかと思います。
管理人 | URL | 2008/01/15 (火) 14:02:01 [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
copyright © 2005 右余極説 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. | Template by Gpapa.