右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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【今頃】安倍首相が抱えていた矛盾【この話題】
ずいぶん前の話だが、今頃この話題。ブログを休んでいた時期の話だが、やっぱり書いて置いたほうが良いだろう。安倍首相の辞任。あれには驚かされた。これをサプライズなんてルー大柴みたいな言い方して喜ぶ新聞は愚かである。

それはそうと、安倍元首相は、首相に就任した頃から、もともと克服不可能な矛盾をかかえていた、その矛盾に飲み込まれてしまったのだろうと思う。

安倍氏を支持してきた勢力には2種類いた。

一つはナショナリストとしての安倍晋三氏を昔から応援してきた勢力。日本の伝統文化の保守や憲法改正、集団的自衛権、教育の再生、首相の靖国神社参拝、自虐的な歴史認識の克服など、「美しい国づくり」をしようという、まあいわゆるタカ派としての安倍氏を応援してきた勢力。私はこの部類に入る。

もう一つは、小泉構造改革路線の継承者として安倍首相を推してきた勢力。自民党内には一番多いのだろう。彼らは単に、とりあえずカイカク・カイカクと言っていれば国民から支持されて自分の身は安泰だろうと高をくくってきた。こういう人たち。

ところが、グローバリズムや構造改革が地方や企業や家族などのあり方を破壊し、伝統文化をすたれさせる側面を強く持っていることから、「美しい国へ」路線と「構造改革路線」というのは矛盾するものだった。

そして、格差の拡大や地方の疲弊、労働形態の変化など改革の弊害がどんどんひろがりつつある中、安倍首相のやろうとしている事の矛盾も乗り越え不可能なレベルに達したのだろう。

さらに安倍首相は首相に就任して早々、靖国にも参拝せずに従軍慰安婦問題でも謝罪し、元々安倍首相に期待してきた古くからの支持勢力を切り捨てるような政策をとってきた。これでまず、私のようなタカ派は安倍支持から撤退。

その後、憲法改正を何としても阻止したいマスコミ勢力による徹底的な調査によるスキャンダリズム報道によって、国民からの支持もなくなった。

しかし、今までの自民党ならば、大臣が失言しようと汚職が発覚しようと、地方の組織がしっかりしていたので、選挙でボロ負けすることはなかったのが、小泉首相によって自民党の地方組織はボロボロ、構造改革によって地方の生活はボロボロ、それでは地方で負けてあたりまえである。

そうやって、いろんなところから改革についてもういちどちゃんと考え直すべき状況証拠がどんどん増えてきている中で、小泉路線の継承者としての安倍氏を推してきた勢力は、「改革」のおかげで間違って当然してしまった小泉チルドレンみたいなジャンク議員たちが中心となって、自分たちの保身のために、安倍首相が改革について見直すことは許さない、あいかわらずカイカク・カイカクと叫び続けて、安倍首相に圧力を常にかけていたのだろう。

しかし、安倍首相はカイカクは見直さねばならないと、たぶん気づいていたのだろうと思う。いや、それすらわかったいなかったのかもしれないが・・・。

だから安倍首相のやることなすこと、はっきりしない、どっちつかずで、何をやりたいのかよくわからなかったのだと思う。

そして、麻生氏が幹事長になって、平沼氏や落選した郵政造反組が復党できるかなとなった時に、安倍首相は辞任した。

そうなれば、小泉チルドレンを中心とした、無能力議員たちは、次の選挙で当選できなくなるから、ヒステリーを起こしていた。改革を逆行させるとして、おそらく安倍支持をやめると脅したのだろう。

安倍氏も自分を応援してくれた勢力の大半を失うことになるのだから、もう無理と思ったのだろう。今までは騙し騙しやってきたが、改革を続けようとすれば日本はどんどん滅茶苦茶になってゆく、しかし改革を見直そうとすれば自民党内での自分の地位があやうくなる。

そういうストレスから体調を壊し、病気も悪化したのかもしれない。いずれにしろ、ああいう辞め方をせざるを得なかったということは、やはり首相の器ではなかったという事だ。

安倍氏をずっと以前から応援してきた人たちも、結局は人間を見る目が足りなかったというところがあるのかもしれない。

私としては安倍氏の突然の辞任のために、平沼氏の復党問題がこれでまた宙に浮いてしまった、自民党が、まともになるチャンスが消えてしまったので、残念でならない。

もう小泉チルドレンはいらない。

いずれにしろ、内政に限っていてば、民主党の多数派はもともと「カイカク推進派」「新自由主義派」である。民主党に政権がかわっても、良くなるはずがない。

やっぱり郵政民営化に反対して自民党を追い出された人たちの中に、平沼氏のような、期待できる数少ない人材がいると考えるしか無いと私は思う。

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