右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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「地球温暖化説」における世論の影響
私が子供の頃に言われ始めた「地球温暖化説」。私は、ずっとこれはウソであると思っていて、中学だったか高校だったか、友人と賭をしたことがあります。私は「温暖化しないほうに10万円」賭けたわけです。もう20~30年近く昔の話になりますが。

今では私が賭けに負けてしまったというのが濃厚な状況になっています。

しかしその賭をした少し後に、「実はやっぱり地球寒冷化だ!」などと言われ始めた時期もあって、その時は一瞬だけ賭けに勝ったと思っていたのですが、最近はどうも温暖化しているのは間違いなさそうな感じに言われていて、それが正しければ彼に10万円払わなければなりません。

でも、この学者とマスコミから世論までを巻き込んだ「温暖化論争」の過程でとても勉強になったことが一つありました。というのは、学者の中でも、世論が「地球寒冷化」を疑えば、それにあわせてもっともらしい事を言い、今度は「温暖化」が叫ばれると「やっぱり温暖化だ」などと恥ずかしげもなく主張する、そんな学者というのが結構いるんだという事です。
真偽の定かでない世論に迎合してその場その場でウケの良さそうな事を言う学者は、まあ最近のエコノミストなんかを見ると典型的ですが、昔からホントに多かったのです。専門家が言っていることだからと言って信用できるわけではないようです。温暖化の話とはちょっとはずれませうが、特にマスコミによく出てくる学者、政府とつながりの深い学者などは非情に怪しいと思います。

そして、そうした学者の説の元をたどると、マスコミがたいした根拠もなしに言い出した事が世論として蔓延して、その時の流行とか漠然とした気分にすぎないものがはじまりという事が少なくないように思います。

ただ、地球温暖化については、どうも「温暖化しているのは確かだ」という声がかなり大きくなってきているので、その原因と言われているCO2を減らす運動が世界的に取り組まれ始めています。

ここでは温暖化そのものがウソだという説については省略しますし、一応温暖化傾向にあるという前提で話をしますが、それにしても「CO2が地球温暖化の原因である」というのは、仮説であって厳密に証明されたわけではないと思います。

CO2などの温室効果のあるガスが産業革命以降に大気中に増加して、最近になって地球の平均気温も若干増加しているのは確かなようですが、科学的に言うと、これだけでは証明にならないわけです。

もちろん、温暖化の原因としてCO2の増加が有力な候補であるのは間違いないでしょうが、温室効果ガスよりももっと温暖化をすすめている要因があって、CO2の影響はごくわずかでしかないという可能性もあると思います。たとえば「ミランコビッチ・サイクル」とか。詳しくは以下で。

CO2の増加が温暖化の主要因であることを厳密に実験で証明しようとすれば、それは実験してみなければならず、例えば大気中のCO2を産業革命以前の濃度にまでさげたときに、温暖化が止まるかどうかを見なければならない、そこまでやるのが無理としても、何らかの大がかりな実験をしないと証明はできないと思います。

そうやって実験で証明できた時点ではじめて科学的に立証されたことになる訳ですが、それはまあ現在の時点では不可能だから、実際には状況証拠を積み重ねて証明してゆくしかない、今はその途上にあるというのが実際のところだと思います。

ですから、「CO2が温暖化の原因」というのは、いまのところ、有力ではありつつも、結局のところはいくつかあるうちの「説」の一つでしかないという事を忘れてはいけないのです。

ところで、地球温暖化の原因として、CO2の増加よりももっと有力である(と私が思う)原因は「ミランコビッチ・サイクル」です。

つまり、地球は人類が誕生する以前から、温暖化と寒冷化のサイクルを10万年とか4万年とかいう周期でくりかえしているのであって、今はその温暖化の周期の中にある、それが温暖化の原因であるというものです。

では、そのサイクルの原因は何か。ちょっと難しいので、以下に引用。

ミランコビッチ・サイクル(Milankovitch cycle)

1930年代に,ユーゴの天文学・数学者ミリューシャン・ミランコビッチが唱えた氷期サイクルを含む数万年以上の周期の気候変動サイクルで,地球の運動の三要素,すなわち,軌道離心率(周期10万年,40万年),地軸の傾き(周期4.1万年),地軸の歳差運動(周期2.3万年,1.9万年)の変動に伴い地球が受ける太陽日射エネルギーの変化に起因した気候変動サイクルである.1960年代以降,氷床コアや海底コアの酸素同位体比などにミランコビッチ・サイクルに対応する周期性が見出され,長期の気候変動サイクルとして再評価されている.



このように地球は長い周期で温暖化と寒冷化を繰り返してきた訳ですが、地球温暖化と寒冷化のサイクルで比較すると、氷河期(寒冷化時期)と間氷期(温暖化時期)の温度差は10℃にも達します。この時のCO2濃度を比べてみると、氷河期は約180ppmで、間氷期には約280ppmにCO2が増大していていたことが南極のアイスコアの調査などからわかっているようです。先日NHKでやっているのを見ました。

ところで人間の活動によってCO2濃度はどれだけ増加したかと言うと、産業革命以前には280ppmであったのが、現在は約370ppmまで上昇したようです。これは地球が現在の状態になって数億年来にない高い数値だそうです。

とこどでこの上昇ぶんは、氷河期と間氷期の差にほぼ等しい量の増大になっています。ところが、これだけCO2が増大しても、この間に平均気温は1℃しか上昇していません。

実際の気温上昇の度合を見ると、これだけCO2が増加して1℃しか気温が上昇していないので、地球温暖化説そのものが怪しいと言う学者の意見も、実はそれほど突拍子がないものではない気がします。が、今後時間をかけてその影響が出てくると言われればそうなのかもしれません。

ただし、人類が地球上に繁栄しているこの数千年ほどは、もともと地球がちょうど温暖化している時期にあたるわけです。過去の地球温暖化時期の気温を見ると、今よりももっと高くなった時期もあります。つまり、この先の地球は、人類によるCO2の排出とは関係なしにもうすこし温暖化する可能性もあるという事です。

まあ、このように私は巷であふれている「CO2の増加が地球温暖化の主因」という説については、「もう少し議論が必要では?」と思っているのです。

そして実は、私がCO2による地球温暖化説をあまり信用していない理由はもうひとつあって、それは地球科学があまり進歩していないと思われるからということもあります。実は私はもともとこういう方面に進みたかったので、今でも多少は関心があるのです。

ところで、なぜ地球科学が進んでいないかというと、それは現在の政治や経済など社会のありかたとも関係しています。

世界の自然科学をリードしているのはアメリカやイギリスなど旧西欧諸国や日本などの先進国であり、これらはいずれも資本主義、民主主義の国で、それが悪いという訳ではないですが、このような制度が優れているとされる現代には、特有の問題もあります。

特に最近の日本やアメリカのように悪しき資本主義へと傾きつつある場合は、なおさらその問題が大きくなります。

つまり、資本主義・技術主義をベースとする現代文明は、工学などの「役に立つ」研究にたくさん投資する一方で、「科学的事実を明らかにする」ような基礎的な学問を軽視しがちになるのです。ただ、日本は地震大国ですから地球科学の研究には他国より恵まれていた部分はありますが、世界的に見るとこの分野は科学全体の進歩の割には遅れていたのではないかと思います。

これだけ科学技術が進んで、その気になればかなりの事ができると思うのですが、「技術」の進歩に比べて地球科学や宇宙科学というのはかなり遅れていると言って良いでしょう。すぐに役に立つ、金儲けにつながる、安全・安楽・生命延長にかかわる方面ばかりがどうしても重点領域になるようです。ですから最近では医療やバイオ技術方面にばかり金が投入されています。

資本主義をささえるのは技術であり、民主主義の世論は税金の無駄遣いを許さないために、「すぐに役に立つ」「儲けにつながる」研究ばかりが重宝される傾向は最近になってますます強まっていると思います。私からすればそれらは近視眼的な物の見方でしかないと思うのですが、目先の金儲けや「安全と生存」ばかりに気を取られがちなのでしょう。

したがって、地球規模の環境を研究する学問はずっと遅れていたわけです。

ところが90年代に入ってから、マスコミで環境問題が取り上げられ、「地球温暖化」が叫ばれるようになり、そこで世論重視の民主主義が世の中を覆っている現代にあっては、世論は自分たちの「安全と生存」を脅かす脅威にひたすら敏感になっているわけですから、突如として環境破壊に対して世論が沸騰したという訳です。

そして専門家もその世論に影響され、いつしか世論に沿ってものを言うようになっているという背景があります。このことについてははじめのほうで書いた通りです。

世論ウケしそうな研究をして世論ウケしそうな事を言って食いつないでゆこうとする学者が、あらゆる分野に溢れています。話はそれますが、特にエコノミストにそういうタイプが多いでしょう。彼らは経済が混乱すればするほど仕事が増える職業なので、エコノミストの言うことはあまり信用しないほうが良いと私は思います。

結局のところ、現状においては、CO2による地球温暖化説というのは、科学というより多数決の民主主義で認定されたものでしかないのではないでしょうか。

そして、CO2排出権という権利がすでにビジネスの材料となってしまって現在においては、CO2の増加と温暖化について冷静に議論できる状況はなくなってしまったと言って良いでしょう。

どのような研究に金を出すかは政府が決めます。その政府の政策は世論に大きく影響されます。その世論はマスコミによって作られます。

マスコミは政府を攻撃するのが自分たちの仕事だと思い、なんでもかんでも批判につかえそうな材料を持ち出して攻撃します。もちろん中にはまっとうな批判も少なからずあるでしょうが、もともと政府攻撃の手段として言い出されたにすぎない批判も多いわけです。

それがいつのまにか世論になって、その世論を受けて政府みずからが政府および国そして国民の生活を破壊するということも往々にしてあるものだと思います。

結局、民主主義の世の中ではマスコミによる政府への攻撃が、時間をかけて政府自らの手によって実行されるしくみになっています。それが良い結果をもたらす場合もあるのかもしれませんが、国としての自殺行為になる場合も少なくないでしょう。たとえば今さかんにすすんでいる「改革」というのも、その手のものだろうと思います。

結局、マスコミが言い出して長期間にわたって言い続けてきたことは、最終的に「常識」として世の中に定着してしまいます。

そしてついに、ゴア元副大統領のように、環境問題に敏感な世論を自分の政治力浮揚のために利用しようとする人間まで出てきた始末。

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そういう奴らの言うことが信用できるとは私には到底思えません。冷静な研究が必要だと思います。

もちろんCO2が温暖化の原因という疑いもあるのは確かなので、先回りして少しでも減らす努力をすることに文句はないのですが。

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コメント
この記事へのコメント
>CO2による地球温暖化説というのは、科学というより多数決の民主主義で認定されたものでしかないのではないでしょうか<
純人文系のくせに理系好きの私ですが、温暖化についての本を複数読んで得た感触は“二酸化炭素が現在の温暖化の原因と断定出来るだけの十全なデータ、理論は無い。 しかし、二酸化炭素が温暖化ガスであり、目下の温暖化を促進するであろうことは確実なので、precautionary principleの視点から、その放出量を制限するのは正しい(のだろう)”です。
“フロンがオゾン層を破壊する”という学説も、代替フロン製造メーカーのデュポンから巨額の研究費を得ていた研究機関の主張が全世界的にオーソライズされたものですよね。 
たまたま今、ボスニア紛争で“セルビア(ミロシェビッチ)は悪、ボスニアは悲惨な非虐待者”という、事実かどうかは疑わしい国際世論を作り上げたアメリカのPR(public relations)企業についてのノンフクションを読んでいるのですが、“情報操作は怪しからん”と内輪で嘆いていたのでは、確実に放逐、淘汰されるのが現実。 日本人の美徳である、謙虚、忍耐、誠実を核とした上でも、欧米的プロパガンダに打ち勝つ術を(政府も企業も)しっかりと身に付けねば、大変なことになるぞ。
rice_shower | URL | 2007/02/22 (木) 19:35:10 [編集]
私も門外漢なのですけれども、二酸化炭素ガスを目の仇にするだけで解決するのだろうかと思ってます。
それに温暖化といい地球の気温と言いますが、どうやって計ってるんでしょうか。地球の気温という特定の場所もないのに。
それと、過去の地球の気温ですけど、まさか、南極などの氷に含まれた二酸化炭素ガスで計ってるんじゃないでしょうね? 二酸化炭素ガスと気温が連動するという確証もないのに?
以上、自分の不勉強を告白してるようなものですが、地球温暖化には疑問が多いと思います。
たか | URL | 2007/02/23 (金) 14:46:51 [編集]
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