右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ

コメント歓迎ですが「こちら」をお読み下さい。

保守を油断させる産経新聞はサヨクの片棒担ぎ
安倍首相の今後に期待する気持ちはわかりますが、少なくとも産経新聞くらいには、安倍首相の「変節」について批判してほしかったですね。

以下で紹介する文章など、まるで一ファンからの安倍首相へのファンレターみたいな事を書いています。心の中で安倍首相への期待感とか信頼とか信仰心(?)を持ったり個人のブログでそういう事を書くのは勝手ですが、日本の左傾化を憂う保守ならば、そういう態度で本当に良いと思っているのでしょうか?
そのことについては、旧ブログで何度も書いてきました。

■[政治] 村山談話はそう簡単に変えられないとか言うな
■[政治] 安倍首相は強運?まあそうでしょうが
■[政治] 安倍擁護は戦術的にも間違っている
■[雑感] 保守を分断させる無闇な安倍擁護

しかし、そういう立場から発言してくれていると思えるのは、小林よしのりくらいです。産経新聞は安倍首相をただ持ち上げて満足しているだけ、これで本当に良いと思っているのでしょうか?

【安倍政権考】「安倍らしさ」半開の妙 阿比留瑠比

 「21世紀という新しい時代にふさわしい憲法を、自分たちの手でつくるべきだ。憲法改正を政治日程にのせるべく政治的指導力を発揮すると決心した」

 安倍晋三首相は10月31日、英紙「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューに答え、自らの任期中に憲法改正を目指す考えを明言した。戦後の歴代首相で、初めてのことだった。

 首相は憲法を含め、連合国軍総司令部(GHQ)が日本社会に張り巡らした「戦後レジーム(体制)」からの脱却を掲げている。ただ、そうした目標を達成するためには、何より時間が必要となってくる。

 同じインタビューの中で、首相は「自民党総裁としての自分の任期は3年で、総裁としては2期までしか務められない」とも語っている。これは、まさに2期6年の長期政権(小泉政権は5年5カ月)を狙うと言っているのに等しい。首相は明らかに、長期政権を見据えている。

■まずは足固め

 現在、歴史認識などをめぐる「安倍らしさ」を半ば封印したような首相の言動に対し、物足りなさや失望感を表明する保守系の言論人は少なくない。例えば、漫画家の小林よしのり氏は雑誌「SAPIO」に掲載された最新の「ゴー宣・暫」の中で、首相について「まさか朝日新聞に全面降伏するような『変節』をするとは思いもしなかった」と書いている。

 しかし、首相自身は「それは仕方がない。今は着々と力をつけ、じわじわと切り崩していくしかない」と周囲に漏らしている。「首相が就任していきなり『村山談話』や『河野談話』を正面から否定したら、まだ左派・リベラルが多い与党状況からみて政権は倒れていた」(政府筋)との見方もある。

 来年は、安倍政権の浮沈を決定づける参院選も控えており、森喜朗元首相は「私は安倍氏に『やりたいことは半分にしとけ。まずは参院選に勝つことだ』と言っているし、安倍氏も分かっている」と指摘する。

 つまり、首相は「変節」したわけではなく、政治情勢を冷静に見極め、現実的に振る舞っているにすぎないのだろう。自民党内外の政敵たちに比べ52歳と若い首相には、時間が味方しているともいえる。

■小泉前首相も忍耐

 首相と10年も前から拉致事件について話し合ってきたという無所属議員は、台湾の李登輝元総統の言葉を引いて、首相の姿勢に理解を示す。

 「李さんは著書『台湾の主張』の中で、『政治家が心しなくてはならないのは、問題に直面したとき決して直線で考えないことだ。必ず迂回(うかい)すること、むしろ回り道を見つけだそうと務めるべき』と書いている。安倍氏もそれでいい」

 また、国民の高い支持を背景に反対派の抵抗をねじ伏せ、構造改革路線を突き進んだイメージが強く、「織田信長」に擬せられた小泉純一郎前首相ですら、最初から何でも自由にできたわけではない。昨年8月の郵政選挙の最中、小泉氏は繰り返し次のように演説していた。

 「耐え難きを耐えて、(反対派の)外堀をうずめて、内堀を埋めて、ようやくここまで来たから解散した」

 小泉氏にとって郵政解散は、就任以来4年4カ月の周到な準備を経た上での「勝算のある勝負」(森派幹部)だった。一方、安倍首相が目指す憲法改正は、郵政民営化とは比較にならない歴史的な大事業だ。

 政治評論家の屋山太郎氏は「小泉氏は道路公団民営化や郵政民営化はやったが、スピリチュアル(精神的)なものは何も手をつけなかった。安倍首相は、より難しいスピリチュアルな教育基本法改正や憲法改正をやろうとしている。これはすり足で慎重に、手順を踏んで進むことが必要だ」と指摘する。

■朝日に同調はない

 それでは、小林氏が「朝日新聞に全面降伏」と書いた点はどうなのか。10月30日夜、首相が東京・大手町のレストランで産経新聞、読売新聞など報道7社幹部と会食した際に、こんなエピソードがあったという。

 会食が終わり、席を立とうとした首相に、出席していた朝日新聞の幹部が「ちょっと待ってください。(持論を十分展開できず)悔しくはありませんか」と皮肉な口調で問いかけた。

 これに対し、首相は、いわゆるA級戦犯について国内法では犯罪者ではないと明言した首相は自分が初めてであること、河野談話についても強制連行は否定したことなどを説明し、こう言い放ったとされる。

 「心配されなくても、私が朝日の論調に同調することはありませんから」

 首相の1本勝ちといえよう。

(阿比留瑠比)


「首相の1本勝ちといえよう。」なんて言ってますが、かなりジャッジが甘くないでしょうか?

安倍首相も「心配されなくても、私が朝日の論調に同調することはありませんから」とか言ってますが、朝日が批判できなくなったということは、朝日に同調しているということですよ。

以前にも「■[政治] 安倍擁護は戦術的にも間違っている」で取り上げましたが、安倍首相のやりかたを「したたか」とか言ってただ信じて眺めて満足しているのは愚かなことだと思います。ものすごい油断だと思います。

もし産経新聞の言う通りでなかったらどうするつもりなのでしょうか?産経新聞ならば、私が先日書いたエントリー「安倍首相を左傾化させる中川秀直を警戒せよ!」くらいの記事を書いて保守に油断しないように注意を喚起すべきではありませんか!?

それに、そんな弁護ばっかりして一体何になるのか、どういう効果があると考えているんでしょうか?私はそれは逆効果だと思います。

■[政治] 安倍擁護は戦術的にも間違っている」より一部改変して転載します。

安倍首相は集団的自衛権の見直し、憲法改正、教育基本法改正など、サヨクマスコミから見ればかなり「タカ派」なことをやろうとしているわけですが、それに反対するサヨクマスコミ勢力は、おそらく今後は必死になって安倍首相に「タカ派」とか「右派」のレッテル貼りをしてくることでしょう。

いくら村山談話や河野談話を継承したところで、今後憲法改正とか集団的自衛権の話になってくれば、絶対に安倍首相は「タカ派で危険」というレッテルを貼ってくるに違いありません。

だから今のうちから、安倍首相を右側から強く批判する勢力がそれなりに存在していれば、安倍首相はまだ右端ではないんだという認識を国民にアピールさせる事ができるはずです。

安倍首相を右から批判することは保守層を不支持に誘導し、安倍政権を短命にしてしまうというかもしれませんが、私は保守層に失望感を与えれば政権が短命に終わってしまうことこそが健全な姿だと思うわけですからむしろ望むところです。

しかし日本の現状を考えれば実際にそんな事は絶対に無いと断言できます。右派の保守層の支持などたかが知れています。だから安倍首相を右から批判すると安倍政権が短命に終わると考えるのはかなりの「怯え症」だと思います。

(私だって、こうやっていくら安倍首相をこのブログで批判しようが、実際の選挙になったら民主党に投票などするわけないのです。その他の保守だってそうでしょう。)

それはともかく、私はむしろ安倍首相を右から批判しても安倍政権を短命に終わらせるどころか、逆に延命することになると思います。

むしろ、右派でも左派でもない一般の国民から見て、安倍首相は決して右寄りでない、バランスの取れた立ち位置にある首相だと思われることでしょう。

現政権をあまり批判すると、売国勢力を利することになると言う人もいますが、右側からの批判ならば、そうは絶対になりませんよ。

「安倍首相くらいのタカ派でもまだ右から批判されるのか!」という感じになれば、世間の印象は「なんだ、安倍首相は結構真ん中なんじゃないか」と思わせる事もできます。だから安倍擁護派は私からみれば逆の事をやっている、安倍首相の足を引っ張っているとしか思えないわけです。

もし安倍首相よりも右側の集団がいなければ、安倍首相が一番右端だと認識されます。そうなると、一般の国民は逆に安倍首相を警戒するはずです。

ですから、安倍首相の答弁を「リアリズム」とか「戦略的後退」とか「現実路線」だ何て言って今から擁護しているのは、戦術的にも明らかに間違っていると言わざるを得ないのです。

この「怯え保守」の特徴は、目先の事しか見えない、長期的展望がほとんど無いということです。常に目先の不安(例えば安倍首相の支持率が下がるとか、次の参議院選挙で勝てないかもしれないとか)ばかりが常に頭の中にあるものですから、将来日本がどういう道を歩んで行くべきかとか、将来的に村山談話、河野談話をどうすれば修正してゆけるのかとか、そういう事まで頭がまわらないのだと思います。

考えてみれば、自民党という政党がずっとそうでした。多少まともな保守的価値観を持った政治家もいるにはいたんでしょうが、結局その価値観を出すとマスコミが騒ぐからということで、批判されたら引っ込める・妥協するということを繰り返して権力の座にしがみついていたわけです。

それはどうしてそうなったかと言うと、まあ勿論マスコミが悪いのはそうでしょうが、要するに自民党を批判する勢力がサヨク一色だったからです。そこでもっと右側から自民党を批判して、政権維持に影響をおよぼすくらいの集団があれば、もっと違ったはずです。

長年自民党が一番右端と思われていたから、左方面への妥協を強いられてきたのです。だから北朝鮮による拉致にしても、また核の脅威にたいしても、経済制裁するのが精一杯、その経済制裁でもなかなかできなかったほどなのです。

また、安倍首相を右端と思わせてしまうと、逆に安倍首相の取りうる政策の可能性というか選択肢を狭めることにしかならないわけです。そして残された道は、さらなる左方面への妥協だけです。


ネットには現政権よりも右の立場から批判して政権の左旋回を阻止できる可能性が多少なりともある、自民党を右から批判することによって、左に流されがちな自民党を修正することができるんじゃないかと思ったわけですが、どうも2ちゃんねる何か見た人の話によると「怯え保守」が目先の政権維持しか見えずに安倍擁護を繰り返しているようですから、あまり期待はできないようですね。

しかし、やっぱり現政権より右な勢力がなければ、安倍首相が一番右端ということになってしまいます。そうなれば普通の国民は警戒するでしょう。安倍擁護者はそれで良いと思っているんですか?安倍首相が右端と思われないためにも、安倍首相よりももっと右寄りな、私なんかを大切にすべきじゃありませんか(笑)。

むしろ安倍首相を右から批判されたら、「もっと右がいたのか!」と喜ぶくらいじゃないと戦略的とは言えないんじゃないかと、安倍首相の支持者の方々に言いたいですね。「もっと右側からこういう事を言っている人もたくさんいて、そういう声も無視できない」くらいの感じで利用すれば良いじゃないですか。


産経新聞が「安倍首相はしたたかにやっているんだから、保守のみなさん、安心してください」なんて事を書くのは、むしろ保守の人間を油断させるだけで、その間に安倍政権は中川秀直の影響でジワジワ左傾化してゆきます。


↓クリックしていただけると書く意欲が増します。


↓お手数おかけしますが、こちらもクリックしていただけると助かります。
にほんブログ村 政治ブログへ
コメント
この記事へのコメント
最近、このブログを知って読み始めたものです。日村秋介さんのご意見はいろいろ考えさせられます。
日村秋介さんのおっしゃる理屈は、そうなんだろうと思います。産経新聞も、もっと安倍総理の尻を叩いたほうがいいのだと思います。でも、自分個人は、これからもどうしても安倍総理マンセーになってしまいそうです。なぜなら、自ら望んで一国の総理という重責を担おうという人の信念は、自分のようなちっぽけな人間の意志とは比べようもなく重いと思うからです。批判されても批判されなくても、安倍総理の信念は左右されないと思うからです。日村秋介さんだって、もし総理大臣になったら、「なんだかあまり批判されないからこれくらいでいいや」なんて妥協しないでしょう?

その記事の阿比留瑠比さんも、ご自身のブログでは中川幹事長のことを心配されているようです。↓

国を憂い、われとわが身を甘やかすの記
http://abirur.iza.ne.jp/blog/
マツイ | URL | 2006/11/17 (金) 22:21:43 [編集]
小林氏が安部総理を批判するのは
小林よしのり氏が安部総理を批判するのは論調が似ている産経以外の新聞でSAPIOの広告を落とすように圧力がかかったからだという説が。プレイボーイが郵政民営化を批判してから広告載らなくなったともいってた。
どっかの掲示板の受け売り | URL | 2006/11/17 (金) 22:27:58 [編集]
>マツイさん
うーん、私はそこまで政治家を信じることはできません。安倍首相もそこまで本当に立派で強い人間なのかどうか・・・。

個人的には首相を信じていてもかなわないとは思いますが、政治家というのは世の中の声をかなり意識していますから、右から声がでなければ左の大声に左右されてしまうのは必然だと思いますよ。

とにかく今の自民党は常に独自の世論調査をやって、支持率の動きを見て政策を決めると言う感じになりつつあります。

世間の声というものを、我々が思っている以上に意識しているのです。声をあげておかなければ危ういと思います。


>どっかの掲示板の受け売りさん
なるほど、そういう情報があるのですか。まあでもそういうのは我々には確かめようのない話ですから、難しいですね。でも情報ありがとうございます。
日村秋介 | URL | 2006/11/18 (土) 11:03:05 [編集]
「小林氏が安部総理を批判するのは」??
すこし違うように思います。
小林よしのりが、安部総理を批判しているのは、
本心からそう思っているからだと思います。
彼にとってみれば、折角大東亜戦争を肯定する
政治家が出てきたというのに、あっさり、河野談話などを
継承するなどと発言したので、頭にきたのでしょう。
こうした、意見は必要です。
もっと右よりの意見(このブログの意見が右寄りだとは全然思えないが)
が、沢山出てこないと、戦後60年のGHQの洗脳は解けません。
そうした意味で、安部総理を厳しく批判しながら、
選挙では応援していきましょう。
kuni | URL | 2006/11/18 (土) 19:57:47 [編集]
したたかと言って安倍総理に任せてては駄目なんで、制約の少ない一般人である私達が先行しておかなくてはなりません。

安倍総理の発言は私達より大きく遅れたものです。そこに皆は不満を感じるのでしょうが、遅れてるとはいえ方向は同じです。基本的に私達の側の考え方してるのですから私達が先行すれば追認してついてくるでしょう。先頭に立っての旗振り役は安倍総理には期待出来ません。しかし先行した私達の追認は期待出来ます。私達が先を歩いて安倍総理が後からついてくる、私達が突っ走って安倍総理がそれを政治の場で定着させる。このパターンとなるのではないかと考えます。先行すべきは私達ですから私達が安倍総理について行こうとしてたのでば先へ進みません。私達は安倍総理以上に先行すべきです。
sadatajp | URL | 2006/11/18 (土) 21:38:14 [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
copyright © 2005 右余極説 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ. | Template by Gpapa.