右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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日銀の異常さ
今朝のNHKのニュースで、「日銀の国債保有額が紙幣の発行額を超えたのでまずい」みたいな調子で報道していました。アホ丸出しです。


国債保有、年末に紙幣発行超え=金利への影響も、戦後初―日銀

時事通信 5月8日(火)21時0分配信

 日銀は8日、今年12月時点で長期国債の保有額が約92兆円となり、日銀券(紙幣)の発行残高を9兆円程度上回るとの試算を公表した。金融緩和により国債購入額が膨らむためで、逆転すれば戦後初となる。同日公表のリポート「2011年度の金融市場調節」で明らかにした。
 日銀は当面、大きな弊害は生じないとみているが、大量の国債保有が財政規律の緩みにつながると市場が受け止めれば、長期金利の急騰につながる恐れもある。このため、日銀は国債購入は財政赤字の穴埋め目的ではないと訴えていく方針だ。
 今年3月末時点での国債保有残高71兆円に対し、日銀券残高は81兆円。これが今年12月にはそれぞれ92兆円、83兆円となる見通し。 




2年末国債保有92兆円、札発行上回る

フジサンケイ ビジネスアイ 5月9日(水)8時15分配信

 日銀は8日、2012年末の長期国債の保有残高が92兆円に達し、お札(日銀券)の発行残高(83兆円)を上回るとの試算をまとめた。金融緩和策として行う資産買い入れ基金による国債購入が増えるのが要因。試算では12年末までの基金による買い入れ分24兆円と、これとは別に通常の国債買い入れ分68兆円を合算した。13年6月末には97兆円の国債保有に対し、お札の発行残高は82兆円にとどまる見通し。日銀は政府が日銀による買い入れをあてにして国債を増発しないように、長期国債の保有残高をお札の発行残高以内に抑える「日銀券ルール」を定めている。大量の国債購入が政府の財政赤字穴埋めのためとみられないよう「細心の注意を払っていく」としている。


朝のニュースでは、金利の上昇が心配と言うだけではなく、インフレになると言っていました。本当にどうかしています。デフレで困っているのだから、インフレの方向に持って行くために国債を買い上げているわけなので、何が言いたいのか意味不明です。

最初に引用した記事の中で

「大量の国債保有が財政規律の緩みにつながると市場が受け止めれば、長期金利の急騰につながる」
とか言っていますが、財政規律を守らないと金利があがるとは何を言っているのでしょうか。

今の長期金利は低すぎます。これま、まだまだ国債を発行して良いと言うサインです。上がってきたら引き締めて行けば良いだけの話でしょう。

なのに、急騰する!と言って脅すのは根拠がありません。

また、他には「国債が投げ売りされる」とか言って脅す連中もいますが、国債を投げ売りした金融機関は、国債を売って得た現金をいったいどうするのでしょうか?

銀行はだれもお金を借りてくれない、金融機関は投資先が無いから、国債を買っているわけです。

投資先が無い、誰もお金を借りてくれない・・・これはデフレだからです。デフレである限りは、もっと国債を発行しなければならないのに、それがわかっていないようです。

デフレとはお金の価値が上がって行く現象ですから、はっきり言って「通過の信認」が高すぎる状態なのです。だから、通過の信認を少々そこなう方向にもってゆくのが正しいのに、日銀総裁は逆のことを言っています。

異様な言論空間になっています。

そもそも、こう言う報道のされかたをする原因がいくつかあり、それが問題だと思います。

まず、いわゆる「国の借金」と言うやつ、政府の国債発行額(債務残高)がどんどん増えていることの原因を、みんなは「放漫財政のせい」とか「無駄遣いのせい」と決めつけている点です。

これがおかしい。

民主党政権にかわって、仕分けをやってもぜんぜん効果無かったことから、「借金が増えたのは無駄遣いのせい」と言うのがウソだったともうみんなわかったと思ったのですが、ぜんぜんダメなようです。

政府債務増大の原因はデフレです。デフレで需要が無いために経済がどんどん縮小して行く。企業の利益や、労働者の賃金がどんどん減ってゆくから当然法人税、所得税、消費税の税収が減って行く・・・これが原因です。

そういうことをマスコミがちゃんと報道しないから、こんな状況で消費税増税と言う発想になるのでしょう。

税収が足りなくなったら支出を削って増税すればすむと思っているのだから、アホすぎます。短絡思考です。

戦前はしょっちゅうデフレになって国民は苦しんでいたので、高橋是清、ルーズベルト(エクルズ)、そしてケインズと、デフレの有効な対策が確立され、戦後はどこの国もデフレにはならなかったわけです。

つまり、バブルが崩壊してデフレになりかけたら、通過の量を増やして政府が財政出動することで、バブル崩壊で急激に減った需要を政府が作り出すと言うやりかたです。

日本だってバブル崩壊の直後にはちゃんとこの通りやって、それでどうにか極端なデフレ状態には陥らずに一時はしのぐことができました。

ところがその後が悪く、まだ十分にバブルの痛手から回復していなかったにもかかわらず、橋本龍太郎が消費税増税と緊縮財政をセットでやり、需要を減らしてデフレへと突入させてしまったわけです。

日銀は自分たちが勝手に決めた根拠の無い「日銀券ルールを守る」ことと「デフレから脱却する」ことと、どっちが大事なのかわかっているのでしょうか?

二番目に引用した記事の中で日銀は

「大量の国債購入が政府の財政赤字穴埋めのためとみられないよう『細心の注意を払っていく』としている。」

・・・なんて言っていますが、これは、日銀は政府と協調してデフレ対策のための公共事業その他をやらせないと言うふうにけん制しているとしか思えません。

まったく異常な人間の集まりですね、日銀は・・・

日銀法を改正して、とっとと総裁を変えられるようにすべきですが、時間がかかりすぎます。

てっとりばやくまともなことをさせるには、マスコミに日銀を批判させることですが、マスコミはバカばかりなので、財務省に完全に洗脳されており、日銀の立場での報道ばかりをしています。

従って、日本をデフレに導き、デフレから脱却させないようにして日本をジワジワ殺しているのは、財務省・日銀・マスコミです。

となれば、期待できるのは政治しかありません。デフレをちゃんと理解しているまともな政治家(西田昌司など)に頑張ってもらうしか無いでしょう。

あとは、デフレを理解している人にもっとマスコミに出てもらうとか・・・

ともかく、ちょっとデフレ対策で国債の保有額が増えるとすぐにこんなアホなことを言ってくるとは、日銀はやっぱりキチガイ集団としか思えません。

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