右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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少子化で悪いことばかりか?
ちょっと前にベストセラーになった「デフレの正体」と言う本ですが、内容はでたらめばかりです。

そんなトンデモ本を書いた著者をマスコミは持ち上げ、デマを拡散しています。最近、報道ステーションのコメンテーターとして出ているのを見ることがあります。

何度かこのブログでも書きましたが、要するにこの本の主張は、デフレの正体(原因)=少子高齢化、正確には「生産年齢人口の減少がデフレの原因である」と言うものです。

これって、トンデモな主張なのは明らかでしょう。

ただ、以前は「デフレが貨幣的現象だから」と言う反論で納得していたのですが、最近ではこの説明だけでは微妙だと思うようになりました。

デフレの原因は、デフレギャップ(需給ギャップ)です。「需要<供給」となっているから価格が下がり続けるわけです。

そう考えれば、生産年齢人口が減少すれば、生産=供給能力が低下して、高齢者は生産せずに消費するだけなので、「需要>供給」となるから、インフレになるはず・・・と言う説明のほうがしっくりきます。

ところが、こう説明すると、「いやいや、若者のほうが消費意欲が旺盛で、高齢者と言うのはあまりお金を使わないから少子高齢化はデフレ圧力になるのだ」と言った人がいました。

しかし、これがウソであるデータをたまたま見つけました。

新巨大市場 86、ゲーセン…若者向けのはずがシニアばかり

フジサンケイ ビジネスアイ 5月2日(水)8時15分配信
新巨大市場 86、ゲーセン…若者向けのはずがシニアばかり

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高齢者の消費支出額(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 トヨタ自動車が4月に発売した新型スポーツカー「86(ハチロク)」。トヨタとして5年ぶりとなるスポーツカーは「若者にもう一度クルマの魅力を伝えたい」というコンセプトで開発された。価格も30歳前後の収入でも手が届くよう、売れ筋モデルは200万円台に抑えた。

 ところが、東京トヨペットのカーテラス渋谷店(東京都渋谷区)が発売後、最初の週末に開いた試乗・商談会に詰めかけたのは、60代前後のシニアが大半だった。2月の予約開始から1カ月間で受注が月間目標の8倍の8000台を突破し、うち50歳以上が25%以上を占めた。

 「家族はもう一緒に乗らないので、自分専用に」と、東京都調布市の男性会社員(58)。杉並区の会社員(61)は「足回りを自分なりに改造したい」と目を輝かせた。1980年代には、型式番号の「86」の愛称で呼ばれ、若者に人気があった「カローラ レビン」の復活として話題になった。ただ、シニア層は当時のブームを知らない。単に郷愁に誘われたわけではない。「実は、われわれの世代がほしい車。たぶんシニアが動くよ」。豊田章男社長(55)が発売前にこう話したように、トヨタとしてもある程度は想定内の反応だった。「86」の開発担当者は「リタイア後は、自分の楽しみを優先したいというシニアはスポーツカーを待っていた」と、してやったりだ。

 「大人は『ひじき』より『とんかつ』でしょう」

 コンビニ大手のファミリーマートが2010年に立ち上げた50~65歳向け商品の開発を手がける「おとなコンビニ研究所」。第1弾の商品となる弁当の開発にあたり、和食の総菜を主体にしようとしたファミマのスタッフに、シニアの交流ネットワーク組織「クラブ・ウィルビー」の男性会員が猛烈に反論した。結局、第1弾の3品には鹿児島産黒豚を使った「ロースとんかつ弁当」などが採用された。昨年11月には東京・代官山にシニア向けコンビニの1号店をオープン。売り場には、有機食材を使ったボリュームのある弁当やイタリアン総菜などが並ぶ。

 クラブ・ウィルビーを主宰し、ファミマの研究所長に招かれたメディアプロデューサーの残間里江子氏(62)は、こう言う。「団塊の世代は、自分たちが実年齢より10~13歳若いと考えていて、年寄り扱いが大嫌い。子供時代に洋画やホームドラマでアメリカ文化の洗礼も受けている。年を取ったら控えめにするという従来の社会通念には当てはまらない」。

 「若者のたまり場」というゲームセンターの“常識”も、大きく変わるかもしれない。「箱の隙間を狙えば取れますよ」。ゲーム大手のカプコンが千葉県印西市の大型ショッピングセンターで運営するゲームセンター。同県白井市の男性(78)は、孫と同世代の若いスタッフにクレーンで景品を獲得するゲームの指南を受けていた。「平日は仲間ときても面白いし、休日に孫と一緒にくれば格好いいところをみせられる」。この男性は見事に景品をゲットした。

 カプコンは、各地で開催しているゲーム教室でシニア層の取り込みに力を入れる。1970年代後半に一世を風靡(ふうび)したテレビゲーム「スペースインベーダー」にはまった世代だけに、OP運営開発部の青木純也部長は「必ずゲームセンターに回帰する」と、自信をみせる。

 「アクティブ・シニア」と呼ばれる巨大な購買層のニーズをつかもうと、企業は試行錯誤を続けている。DVD・CDレンタルのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の増田宗昭社長(61)は、自らも含め60代以上を「プレミアエイジ」と名付けた。加盟する全国約4万5000店で約4000万人が利用するポイントカード「Tポイント」サービスの膨大なデータも駆使し、その消費動態を探る。昨年12月には満を持して東京・代官山に「おとなのTSUTAYA」をコンセプトにした「蔦屋書店」をオープンした。

 店に置く映画や音楽は往年の名画や懐メロを重視する一方で、書籍フロアには情報に敏感なシニアを意識して世界中から約3万冊の雑誌を集めた。カフェを併設するなど、店作りでは「上質」にこだわった。午前中から夕方はシニアや主婦層でにぎわい、夜には若者や出版・音楽業界関係者が集まる人気スポットになっている。増田氏は、一つの答えを見つけた。「日本の人口構成上、若い人を追いかけてもビジネスは成長しない。『韓流』は、時間とお金のある中高年女性が作ったブームだった。次は60代以上の男性が主役。『こういうふうにかっこよく生きようぜ』と提案したい」

 終戦直後の1947~49年の第1次ベビーブームに生まれた巨大な団塊の世代が今年から65歳となり、完全リタイアの「適齢期」を迎えた。60歳以上の消費支出は100兆円を超え、日本全体の44%を占めると試算されている。高度経済成長を支え、厳しい競争社会を生き抜いてきた世代は、多様な価値観を持ち行動的で、従来のシニアの枠にははまらない。新しい経済のうねりを追った。


この記事中のグラフを見ていただければわかる通り、今や60歳以上の消費者の支出額が全体の45%にもなろうとしている、それがどんどん伸びているわけです。

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この調査からも、消費の中心が高齢者であることが明らかです。なので、少子高齢化がデフレの原因と言うのは大嘘です。

このグラフを見ればわかる通り、高齢者はガンガンお金を使っている、逆に言えば、若者はお金を使っていない(と言うか使えない)わけです。記事の内容からもそれは明らかです。

単純に若者の数が減っているだけではなく、そもそもデフレのせいで職が不安定で賃金も安いためにものを買うお金が無いのですから。

したがって、やはり日本の現状は「生産年齢人口(若者)が減少して、消費するだけの高齢者が増えている」と言うことなので、これはどう考えてもインフレ圧力です。

なので、むしろデフレ下ではデフレの悪影響を緩和していると考えるべきなのではないかと思います。

と言うのも、日本はデフレであるにもかかわらず、アメリカやヨーロッパや韓国などより失業率はまだましなほうです。

それは、少子化だからでしょう。

少子化で若者の数が減っているから、雇用が減ってもまだましなのだと思います。

もし景気が良ければ、人手不足になるのは明らかで、そうなると移民とか言う話になってしまうでしょう。

逆に言えば、デフレから脱却して景気が良くなれば、一気に労働市場は改善して若者の就職がものすごい有利になって行くのは間違い無いはずです。

と言うか、早いうちにデフレから脱却しないと、今度はひどい人手不足、ひどいインフレになってしまう可能性すらあります。

その時に、移民を入れろとか変な話にならないためにも、早めに手を打つべきです。

話をもどしまして、少子化でデフレとか言うデマをまきちらかすのは論外として、実際にはその逆で、少子化のおかげでデフレの悪影響がまだ少し緩和されてしまっているために、デフレの有害さに気づきにくいのかもしれません。

でも、この状態を続けてしまえば、経済が破壊されるだけではなく、若者がそもそも結婚生活を送るだけの賃金をかせげない社会になてしまっているので、少子化が余計に悪化してしまうだけです。

少子化が問題だと言うなら、その対策としては、簡単なことですが、デフレを脱却して労働賃金が上昇するような政策をやるべきです。

そうやれば、少子化など簡単にはどめがかかるはずです(もちろん、子供がじゃんじゃん増えるとまでは言いませんが)。

子供を産み育てると言うことは、借金することと同じです。将来への投資ですから、

このデフレ下では借金は重くなって行きますし、投資がしにくくなります。その結果として、少子化がひどく悪化するのはあたりまえで、それはデフレのせいです。

もちろん、少子化の原因のすべてがデフレによるものとまでは言いませんが、デフレ解消で少子化もかなり改善されるのは間違いありません。

デフレの悪影響を少子化のおかげで吸収できているうちに、早くデフレから脱却しなければなりません。なのに、少子高齢化は運命だ・・・みたいに決めつける愚か者が多い。

で、逆のことばかりやっている。

そもそも、デフレの原因をまったくあべこべの少子化のせいだと思って納得してしまう愚か者が多いのですから、デフレ下でデフレを悪化させる構造改革をやったり、少子化をすすめる政策をやったりするのは当たり前なのかもしれません。

これはマスコミに愚か者が多いせいだと思います。

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