右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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新自由主義者は左翼
新自由主義者、市場原理主義者らは、政府が規制を導入したり所得再分配を強めたり財政政策を大規模にやったりすることを「社会主義的」と批判します。

しかし、これらはほとんどレッテル貼りにすぎません。なので、私はそういうことをすぐ言う奴は相手にしないことにしています。

ちなみに、新自由主義者と言うのも単なるレッテル貼りと言われればそれに近いです。私の意味するところは「バカなやつ」と言う程度のものです。

要するに、政府が何かするとすぐに社会主義だとか言って批判する奴らは、政府に何もさせたくないのです。

民主的に選ばれた政治家が政策を決定すると言うあたりまえのことすら批判しているのです。

それがよくあらわれているのが、デフレ脱却法においてです。

最近ではいわゆるリフレ派の学者さんら以外にもリフレ政策(金融政策中心のデフレ対策)を叫ぶ人が増えてきました。

たとえば竹中平蔵君もそんなことを言っているようです。

デフレがまずいと気づいている点では完全なバカではないようで、それは結構なのですが、彼らが主張するのは、雑な言い方ですが、日銀がお金を刷ってばらまけと言うところまでであって、その先のことは言いません。

増やしたお金をどうするのか、そこまでは考えていないと言うか、「自然にどうにかなる」と思っているようです。

通貨の供給量さえ増やせば、インフレ予測によりみんなが自然にお金を借りるようになって、必要な部門に自然に投資が向くと思っているのでしょう。

なんか、やっぱり「市場に任せれば良い」「神の見えざる手」みたいな発想のように思えます。

インフレ予測で金を使うようになるところまではまあ理解できるのですが、その先の話、どういうところに投資が向かうかなど、予測できないと思いますし、変なところに投資が集中すると、良くない場合もあるでしょう。金融や不動産でバブルになっても意味ありません。

まあ、経済学者は経済合理性以外の価値判断ができない人なのでしょうから、どこに金をまわすかまで言及しないのは、それで良いかもしれません。でも、なら政治にあまり口を出すなと言うことです。

金の使い道は市場で自動的に分配されるのを放置するのではなく、需要を増やしてデフレギャップを埋めることで国民の雇用や所得が伸びるような部門になるべくすみやかに金が流れるようにすべきです。

なりゆきにまかせても、投資家が儲かりそうなところ(金融、投機)にしか金がまわりませんからダメです。そこは政府が考えて分配するしか無いのです。

政府が正しく分配できるかどうかは、もちろん保証できません。

でも、だからと言って何もしないわけには行かないのです。

そこは議論して考えた末にやるべきことです。

しかも、今の日本を見れば、いくらでもお金を必要としている分野があります。

公共部門のほとんどが投資の対象になるでしょう。

東北の復興、インフラ整備、都市の再生、教育、医療などなど・・・

別に無理して産業政策とかやる必要も別にありません。

日銀に国債を買い取らせて得た資金で、デフレギャップがうまるまで、政府がそういうことに金を使えば良いだけの話でしょう。

なのに、そういうことはやっても意味が無いかのように言う、もしくはデフレ脱却には金融政策だけで良いみたいに言うのは不思議です。

仮に、政府のやる公共事業がデフレ脱却に関係無いとしても、必要なことに金が使われるのだから、一石二鳥ではないですか。

まあ、これはリフレ派の学者さんらに言いたいことですが。

新自由主義者らはもっとタチが悪いです。

彼らは、失業者がでたり、企業が倒産したりすることが、良いことと思っています。

昔にDr.マッコイとしてブログをやっていた頃に、こんなことを言われました。

「構造改革によってだめな企業、無能な経営者らには退場していただくのです」

これにはびっくりしました。どうりで、ショックドクトリンみたいなことを考えるわけです。

しかし、この主張はいくつもの点でおかしいです。

(1)まず、デフレ下で、景気が悪い時に、企業が潰れるのは経営者が無能だから、もしく努力が足りない企業だからなどと断言できるのでしょうか?

まじめにやっていても、普通にやっていてもダメになってしまうことはいくらでもあるでしょう。誰もものを買ってくれなくなるのですから、商売そのものが難しくなるのです。

それを、だめな企業には退場してもらうなどとよく言えたものです。

(2)経済って何のためにあると思っているのでしょうか?経世済民と言う言葉を知らないとしたらアホです。価値観がずれているのでしょう。

世の中、強い者が勝って弱い者が負けると言う構図にむりやりあてはめたいとしか思えません。でも、彼らの考えているのは、結果として勝っただけの者を優秀と言い、運が悪くて負けただけの者まで無能だと決めつけているだけです、

(3)また、仮に非効率な経営をしているだめな企業であったとしても、そういう企業を潰れるままにしておいて日本全体が良くなるでしょうか?

非効率部門を淘汰すれば良くなると言うことは、ミクロ的にはあるでしょう。企業の内部で無駄なことをやっている部門を切り取れば、全体として効率良くなり企業の収益は良くなるかもしれません。

しかし、マクロで見て、国レベルで見て、国内の企業をばんばん潰すようなことをして、潰れても放置すればどうなるか・・・

(4)企業が倒産すれば当然のことながら失業者は増えます。潰れた企業も失業者もお金を稼げませんから、何も買えません。つまり、消費も投資もしませんので、余計に需要が無くなりモノが売れなくなり、さらに企業は倒産、失業者は増大です。

政府が何もしないとこのデフレスパイラルです。それこそ歴史上は何度もあったことで、その間違いは証明されているのに、頭が悪い新自由主義者らは忘れているようです。

(5)それだけではなく、失業者や倒産した企業(赤字企業も)は税金を払ってくれません。払えませんから。

企業だって倒産しなければ、景気が回復して企業の業績が上向くようになれば、そこで税金をはらってくれるような優良企業になる可能性だってあるのですが、潰れてしまえばもう永久にその可能性は無くなります。

潰れるがままにすることで、将来の税収の芽も摘んでしまうことになります。愚かです。

こういうのを近視眼的と言うのでしょう。

新自由主義者らは、壊すのが好きな人たちなのでしょう。

彼らは既得権も目の敵にして、とにかく既得権を潰せとバカの一つ覚えのように言います。

これは明らかに左翼です。

本来右翼とは、ご存じの通り、フランス革命後の議会で議長席から見て右側を占めた保守派のことです。左翼の反対側にいた人たちです。

ついでに左翼についての説明ですが、もう皆さんご存じで蛇足かもしれませんが、一応書いておきますと、左翼というのは自由・人権・平等を掲げて急進的に改革を唱え、既成の秩序もなにもかもぶっこわそうとした勢力のことです。右翼とは左翼の急進的な改革に疑問を抱き、伝統的な価値観を重視した良識派・常識派であるというのが私の認識です。

当時、共産主義や社会主義はありませんでした。だから共産主義者を左翼という意味で使ったのはその後になってからです。ようするに、自由や人権や平等を急激に実現せよと求めた急進派のことです。

その後、こうした人工的な理念を「社会主義」という立場から急激に実現しようとしたのがソ連の共産主義です。

ちなみに同じく自由や平等や人権という理念を「個人主義」の立場から実現している国があります。それがアメリカです。

つまり、「社会主義」と「個人主義」というふうに一見正反対に見えて手段は違えども、人工的な理念で歴史や伝統を破壊することによって人工的な国家を作り上げ、まとめるという点で、アメリカもソ連もどちらも本来は左翼に分類されるのです。

新自由主義者らは、明らかにこの個人主義の左翼です。

平等を過剰に求める社会主義派が左翼であるだけではなく、自由を声高に叫ぶ個人主義派=新自由主義者も左翼なのです。

だから、新自由主義者=個人主義派の左翼は、政府が少しでも規制したり所得再分配を強めたり財政政策したりしようとすることを社会主義的などと大げさに言うのです。

個人主義者から見れば、程度に関係無くこれらは社会主義に見えてしまうのでしょう。愚かです。

民主的なプロセスで決まったことでもそう言うのですから、頭がおかしいとしか言いようがありません。

保守と言うのは、このような社会主義派左翼とも、個人主義派左翼ともあいいれないものです。

人工的な理念で急激な改革や革命によって社会を改造してゆこうとする左翼に対して、歴史の叡知に学び伝統の精神を重視して大切な価値を守ってゆこうという立場に立つのが本来の右翼、というか保守なのです。私の立ち位置はそこらへんだと思っています。

要は社会主義でも個人主義でもなくバランスの取れた保守主義が重要であると言うことです。また、状況によって、社会主義ふうの政策、自由主義風の政策を切り替える必要もあるでしょう。

まあ、保守主義と言う立場でなくても、デフレ期に構造改革をやるような新自由主義者は頭がおかしいのには違いありません。

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コメント
この記事へのコメント
竹中も頭が良いのかバカなのかよくわからない人物ですね。人格が滅茶苦茶なことだけは確かだと思いますが。
ポプリ | URL | 2012/04/26 (木) 16:57:19 [編集]
なにかにつけて社会主義とか言う人たちは、個人主義・・・なるほど、そう思います。

社会主義の反対は資本主義ではなくて個人主義ですからね。

彼らはたんに個人主義が好きなだけでしょう。
水雷亭三角 | URL | 2012/04/26 (木) 17:00:13 [編集]
新自由主義者の主張を聞いていると、新自由主義が目指す世界とは「弱肉強食」が支配する獣の世界だということがよくわかります。

獣の世界では弱者は強者に食われるだけの存在です。インパラがチーターに反逆できないように、弱者はいつまでも弱者であり、強者はいつまでも強者であり続け、自ずから強者と弱者の格差が是正されることはありません。

しかし人間は、同じ人間がインパラとチーターの立場に置かれることを良しとしないからこそ、知恵を以て強者から弱者への富の再分配を行うのです。その方法が「政治」なんですね。

だから、経済(富の再分配)から政治を排除しようとする新自由主義者は、知恵なき者と言えるでしょう。
かせっち | URL | 2012/04/26 (木) 20:23:22 [編集]
新自由主義 = 退化論
もし、個人個人が独立して生きていたとしたら、弱いものは肉となり強いものしか生き残れない。

ところが、協力するという技術を習得すれば、弱くても利害が一致しているものと組み、役割分担することにより強いものに対抗できる。

そうなると強いものでも、利害が一致するものと組み、それと対峙する。

それが進行していくと、集まったグループの統制のためにリーダーを作り且つ掟も決め、グループ単位の営みとなる。

さらに生存のためにグループ同士の協定により、盤石な組織を形成する。

それが行き着いたところに国(等)があります。

以上当たり前のことですが、やたら自由を享受しようとしたり、自己責任なり、弱いものは淘汰すべきなどの新自由主義なるものは、明らかに退化したものとしか言いようがありません。

追記:
失礼しました。前に書き込まれた かせっち 様と同じことを書いておりました。

よって、 かせっち 様の意見にも全くの同感です。
Sura | URL | 2012/04/26 (木) 22:23:23 [編集]
みなさん、コメントありがとうございます。まとめレスで失礼します。

新自由主義者と言うか、アメリカでは社会進化論(社会的ダーウィニズム)みたいのを信じている人が多いようですね。進化論じたいは否定しているのに。

これって、ニセ科学の一種だと思いますね。優生学と同じで、遺伝学や進化論などの理窟をむりやり人間社会にあてはめると言うおろかな話です。

Suraさんおっしゃるように、むしろ退化論と言ってあげるのが良いかもしれません。

でも彼らはそういう弱肉強食と言う動物のような社会にしたいのでしょうね。やはり退化論ですね。
管理人 | URL | 2012/04/27 (金) 09:00:24 [編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
| | 2012/10/31 (水) 12:22:15 [編集]
参考になりました。
右翼左翼って本来の意味でつかわれないことが多いですよね。

私は個人的には竹中は馬鹿ではないし頭もいいが日本社会に貢献する気がないアメリカの刺客だと思ってます。

新自由主義にすることで確実に国力は弱まり日本人の奴隷化が行われるはずなので、そうすることによってアメリカにもたらされた利益からお小遣いをもらうのが竹中だと思ってます。

なんにせよ今の日本の政治体制はかなり理想に近いと思います。
アメリカであろうがどの国であろうが到底まねできないほどいい社会なんじゃないかなと思います。
| URL | 2014/03/13 (木) 12:59:41 [編集]
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