右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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株式会社「日本」、安く売ります
ホリエモンは言っていました。会社は株主のものだと。しかし本当にそうでしょうか?またそうであって良いのでしょうか?私はこの株主中心主義はとても危険だと思います。会社に長期的に責任を負うとは限らない人が会社を所有して自分たちの利益を追求することばかり求めれば、会社は滅茶苦茶になります。

特に村上ファンドのような短期利益を追求するヘッジファンドをのさばらせておくと、優良企業は滅茶苦茶に食い物にされるでしょう。

そして国民を株の世界になだれこませるような政策がとられています。その先にあるものは何でしょうか?
最近の傾向、小泉政権下での政策においても、とにかく素人までもを容易に株の世界になだれこませるような政策がとられ、その結果、デイトレーダーのような、株のプロから見れば「良いカモ」が金をもって市場になだれこんできたわけです。

そして、企業もなるべく株を上場したほうが良い方向へ持って行こうとしています。上場がすべて悪いという訳ではないでしょうが、これらの流れを見ると、どうも裏で美味しい思いをする人たちというのが糸を引いている、とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、なにか怪しい動きがあるんではないかと思います。

企業の株式公開がどんどん進んででおいしい思いをするのは、何も企業の側だけじゃなく、証券市場が活発化すれば当然仕事が増える証券会社、監査法人などなどあるでしょう。彼らには、かなりおいしい商売のチャンスになるわけで、これらは大体が、外資か、外資が何割かの資本参加をしているところばかりです。

そして、企業の株式公開がどんどん進めば、結局はうまくいったベンチャー・成功した企業は、常にM&Aの対象にされるというリスクがつきまとう事になるのです。下でも書きますが、三角合併の解禁などどんどんそういう方向へ持って行こうとしています。

しかしアメリカを見ればわかるように、M&Aなどは結局のところ企業を消耗戦にまきこむだけで、企業そのものにとっては良いことが全然ないわけです。そこで活躍するコンサルタントだけが美味しい思いをするのです。

日本経済がやれ株だ企業買収だと騒がしくなれば、アメリカ仕込みの法律家とコンサルタントの出番となります。また、買収に対抗するにも資金がいりますから、例のリーマン・ブラザースとかゴールドマン・サックスのようなところが重要となってくるわけです。こうなればもうハゲタカ外資の独壇場でしょう。

(ちなみに、ゴールドマン・サックスに関してはこんな記事「ゴールドマン太っ腹、社員ボーナス平均7300万円」もあります。儲けまくりなわけです。どこの金で儲けているのか!?)

そうなると、ともかくそれらの報酬にかかる課税額というのは、オフショア税制をうまく使うと簡単に回避できるそうです。キャピタル・ゲイン課税にいたっては、現状ではたったの10、変更後でも20%。

日本はこれまでずっと銀行融資などの間接金融でやってきました。銀行と企業が長期的な信頼関係を維持して、とにかく共同体としての企業を長期的に維持・発展させてゆこうという方向でやっていたわけです。

それが、このように株主中心主義でかつ株式公開をどんどん進めて行くと、直接金融の国になるわけです。

間接金融から直接金融へ、つまり銀行からの融資などよりも株式市場からの資金調達ということになれば、貯蓄より、株、なんて国になるわけです。

株主は、村上ファンドなどを見ればわかるように、短期の利益のためには企業の長期存続に必要な資産まで売っぱらってでも株主に利益を還元しろなどと叫び、金を得たら後のことは知らん顔です。

そして「貯蓄から投資へ」のかけごえが声高に叫ばれて久しいわけです。日本人の貯蓄率も、高齢化の影響があるとは言え、過去最低の2.8%へと激減し、デイトレーダーのような個人投資家=カモが株式市場におしよせています。

今後、とにかく株・株・株となれば、結局のところ日本の優良企業も将来有望なベンチャーもが、とにかく外資に青田買いされやすくなってしまうのです。日本企業はアメリカの企業とくらべて相対的に株価が安くなっています。三角合併が解禁されると、外資による買収から日本企業を守るのは至難の業です。

これが何故いけないのか?最近の風潮を思い出してみてください。今や日本の大企業はかなり業績が回復してきている一方で、大量のリストラやアルバイト・派遣社員の増大、正社員の給与停滞など、とにかく労働者の首や賃金をカットすることで業績を回復させてきた面が大きいのです。

さらにそれにトドメを刺そうとして、正社員の賃金を派遣社員並に下げろだとか、サービス残業を正当化しろなどと言って、さらに従業員の賃金を下げようとしているわけです。

ところがその一方で、役員の給与と株主への配当は増大しています。

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日産などこの典型例です。

結局のところ、企業がいくら業績をあげても、それは所詮はコストカットとリストラによるもので、その結果増大した企業の利益は従業員たちに還元されることなく、役員報酬と株主への配当へまわされるわけです。そして、役員や株主が外資に支配されてしまうならば、国富がどんどんと海外へ流出してゆくわけです。

従業員がいくら頑張って会社の業績を上げても、その成果は役員や株主が享受するだけという事で、まずこれでは真面目に働くのがバカらしくなります。日本人の勤労意欲の低下にさらに拍車をかけようと言うのでしょうか。

しかも、莫大な利益を吸収する役員や株主たちというのが外資なわけです。これではもう植民地でしょう。

今まさに日本は経済的植民地状態になろうとしているのです。これが「構造改革」「規制緩和」の正体だということです。

これもすべて、日本国民のアメリカ流こそすぐれているという盲信と、日本の政治家の対米追従と交渉力のなさのせいでしょう。

今後、外資による三角合併が解禁されれば、日本の優良企業はのきなみ買収されて、ほとんど外資の傘下に入るでしょう。(三角合併に関しては旧ブログの「■[売国] 売られゆく日本」など参照)

このように日本政府には海外から三角合併を促進させるように圧力がかかってきたのですが

米USTR、日本に三角合併の促進要求
三角合併を円滑に、EUが日本側に要望
三角合併の条件厳格化に懸念・在日米商議所

それにたいして日本政府はどういう対応をしたかと言うと

まずは自民党の対応、完全に腰砕けです。
「三角合併」条件厳格化、自民が見送りで調整

加えて、政府代表たる塩崎官房長官。これまたひどいもんです。
塩崎長官が異例の再考要求 三角合併の乱用防止税制
官房長官、「三角合併」の乱用防止策は最小限に

あっさり腰砕け、そして塩崎官房長官などは完全に外資の手先になって、ガンガン日本企業を三角合併で売り飛ばせといわんばかりのキチガイっぷりを発揮しています。これはもう売国奴でしょう。塩崎も所詮は媚米派だったということで、これを黙認している安倍首相もダメですね。

もう誰も安倍首相のことを闘う政治家などと思っていないでしょう。

また、親米派の政治家や論客には、核武装の議論でもそうですが、アメリカに向かってものを言っている、アメリカのお偉いさんにまず気に入られたいという魂胆が透けて見えます。これも一種の保身でしょう。

こんな独立心のかけらもない売国奴たちに日本を任せていて大丈夫なのかと、不安に思います。

戦争というのは、今や「硫黄島の戦い」みたいな武器を手にした殺し合いではなく、国家間における経済的利益の奪い合いという形ではあっても、この現代でも未だに繰り広げられているのです。

日本はその点、アメリカと戦う気概を持った人材などほとんどおらず、またアメリカと戦おうとすれば後ろから撃たれる、つまり国内から「アメリカ様を怒らせちゃなんねぇ」と批判される、それどころか、自ら進んでアメリカ様に己の尻の穴を差し出すような、そんな政治家や官僚ばかりなのです。

ついでにこの記事も
改正政治資金法:成立し外資比率50%超企業の献金可能へ

日本は軍事的に独立できていないだけではなく、政治的、経済的にも独立どころではないということでしょう。

どうしてマスコミはこういうことを報道して国民に説明しようとしないのか?野党は一体何をしているのか?本当に絶望的です。結局はマスコミも野党も同じように「独立」などということが頭にはなく、ほとんど無自覚のうちに他国に支配されているのでしょう。

独立の気概のない国民は侵略・支配・植民地化にさらされてしまうのです。まずはやっぱり独立の気概を取り戻すことでしょう。ホント、昔の人は偉かったと思います。日本人はかなり劣化がすすんでいるようです。

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コメント
この記事へのコメント
おっしゃる通りに安倍政権は腰砕けを続けていますね。振り返ると日村さんが安倍政権に怒りを表したそのタイミングの早さに改めて凄い、と感じています。
ユーグン | URL | 2006/12/27 (水) 10:14:13 [編集]
まあ、ちょっと早すぎたかなあとも思いましたが、「まだ最初なんだから様子を見よう」という雰囲気に違和感を感じましたので、最初から飛ばしてゆきました。

私としては是々非々のつもりだったのですが、最初から非の部分が多かったということかもしれません。
日村秋介 | URL | 2006/12/27 (水) 13:15:04 [編集]
だから言ったじゃん。
この間は脊髄反射して怒ってたみたいだけどさ…。

下半身&小遣い如きで刺されたオッサンは
塩崎にとって目の上のタンコブだったわけじゃん。

わかりやすい事じゃなくて、わかりにくい事にこそ
ベクトルが隠れてんだぜ。

がんばってよ。
Dr.の頃から読んでんだからさ。

って、こっちの勝手なんだけどね。
ちょっとお邪魔しますよ | URL | 2006/12/27 (水) 15:19:44 [編集]
まあ私は政治の裏まで読む力はありませんので、どうしても表面を追うことが精一杯なのですが、もともと本間氏のことを良く思っていなかったということがあります。ああいう御用エコノミストみたいのが消えてくれるなら結構と思っていたわけで、下半身や小遣い如きはどうでも良いという感じですが。

しかし塩崎官房長官の性格・人格がかなり破綻しているとは聴いていましたが、安倍首相の足を引っ張るようなことまでして暗躍するとは、さすがにそこまでとは思っていませんでした。
日村秋介 | URL | 2006/12/28 (木) 08:36:44 [編集]
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