右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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橋下全否定はよくない!?
このところ、時々、橋下市長と大阪維新の会についてとりあげています。ほぼ批判が中心ですが。

しかし、たまたまあるブログを拝見したところ、彼は正しいことも言っているので、全否定は良くない、全肯定もする必要ないが、是々非々で見て行きましょうとおっしゃっていました。

それは、ごもっともと思います。

しかし、是の部分があまり無いように思います。

もちろん、国旗・国歌を尊重しない教師をやめさせる等は結構なのですが、それくらいではないでしょうか?

あとは、大阪市の市役所の改革を期待されていますが、そのことじたいがミクロな問題で、あまり大阪市が良くなることと関係ないと私は思います。

橋下氏のやることで、世間から支持されていることには、ミクロなことが多いのです。彼の主張には大阪都構想と言う大きな仕事もありますが、これについてはよくわからんと言う人のほうが多いでしょう。

なので、支持されているのはミクロなことのほうだと思います。(ミクロと言うのは「矮小」とか「どうでも良い事」と言う意味ではないので注意)。

それらミクロな案件の一つ一つについては、まあやれば結構だと思うことですし、これまでなかなかできなかったのだからやればそれはすごい立派かもしれませんが、そのことで現在の閉塞感が打破されたり、世の中が上向いたりと言うことと、ほとんど関係ありません。

典型が、大阪市の労働組合の話です。

調査チームが明らかにした問題点が以下の通りらしいです。

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しかし、これをただす事が果たして大阪市がやるべき最優先課題なんでしょうか?

いや、もちろん放置して良いと言っている訳ではありませんよ。

でも、いずれもミクロな問題です。ミクロだから放置して良いと言う意味でもありませんが、放置したからと言って市民にそれほど悪影響がある問題とも思えません。

優先順位は低い話だと思います。もっと大事なことがたくさんあるでしょう。市役所は行政組織なのですから。市民のために頑張ってなんぼだと思います。

こんな事を書くと、おまえは公務員で工作員だろうみたいなコメントが来るのですが、こんなことを最優先の重大事と思っている人たちのレベルと言うのは、所詮その程度なのです。

繰り返しますが、労働組合の不正な行為を取り締まるなと言っている訳ではありませんし、そのこと自体は、やれば良いと思います。

しかし、そんなことにしか関心が行かないのは、間違っていると言いたいのです。

今までそうしたことを放置してきたのは、一生懸命やっても、別に大阪市民の利益・不利益とほとんど関係無いから、後回しにしてきたと言う側面もあるでしょう、たぶん。

そして、今や大阪市の問題と言うのは、橋下氏がやろうとしている労働組合の問題程度のことしか残っていないのかもしれません。今までの市長は、普通の行政をしっかりやっていた、やり残した・後回しにしたのは内部の問題だけ、かもしれません。小さい問題ですから。

もちろん、そういう不良公務員は厳しく処罰するなりクビにすれば良いですし、それは結構なことです。しかし、大阪市全体に与える実質的な影響はほとんど無いでしょう。多少気分がスッキリすると言う程度で、ルサンチマンが晴れるくらいでしょう。まあ、それは頑張ってやってくれたら良いと思います。

要するに、市役所内部のミクロな問題がどうでも良いと言っている訳では無く、行政の役割として、もっと重要なのは大阪市全体に影響を与える、マクロな話だと言いたいのです。

ミクロな話にしか関心が向かない人間があまり行政に口出しすると、変なことになります。大事なことをほったらかして、気になることばかりやる。それではゆがみます。行政は全体のバランスを考えてやることが最優先です。

その点、彼がやっているのは、マクロ的に見れば、経営者感覚でのコストカット、予算のカットです。そして、こんなことしても、大阪市民の利益にはなりません。

それが、いつのまにか大阪市民もマスコミに洗脳されてか、財務担当者の発想になり、行政はなるべく無駄を節約したほうが良いと錯覚するようになったから、そういうことにだまされるのです。

デフレの現状では、大阪市も支出をふやさざるを得ません。しかし、もちろん、地方自治体は貨幣を発行できませんので、最悪な場合には夕張のようになる可能性はあるわけですから、やることはただ一つ、国に財政出動させて金を地方にまわさせることです。

そういうことがデフレの現状では最優先課題のはず、間違っても、支出を削る方向に力を入れるのはピント外れなのです。

国に対して言うべきなのは「貨幣を発行して財政出動せよ、そして大阪市に金をまわせ」と言う主張なのであって、「大阪都を認めよ」などと言うのは完全にピント外れな要求です。彼はマクロ的にもトンチンカンなことを言っている訳です。

大阪都ではなく、何かやるんならむしろ、震災・防災都市の再構築とかでしょう。津波対策も甘いと言われています。

労働組合の話にもどしますと、これもマクロ的と言うか、日本全体で考えれば、そもそも、デフレ下では労働条件が悪くなりがちです。ですから、動労組合は守らねばならない時期なのです。

公務員の労組はたしかにたちが悪いかもしれませんが、労働組合叩きの風潮は、労働組合そのもののイメージを悪化させるだけです。

そして、労働組合が弱体化した結果、喜ぶのは賃金が下がって美味しい思いをする経団連はじめ、輸出企業でしょう。グローバル資本と言っても良い。

橋下氏のやっていることを見ると、すべてがグローバル資本を儲けさせようとしている、そういう方向に向かって流れているような気がしてしょうがありません。

そう考えると、彼のやろうとしていることを是々非々で見て行こうと言われても、是の部分が少なすぎる訳です。

そして何より、彼には「人気」と言う恐るべきパワーがあります。

昨今の単純化した選挙を見れば見るほど、世論受けする人気と言うものが最高の権力になっているは明らかですから、彼はかなりの力をつけつつある。

そういう人がおかしなことをやろうとしているのですから、少しでも信者を減らしたいと思う、そういう危機感を抱くのは当然だと思います。

私のブログを見に来て下さる方々と言うのは、「人気ブログランキング」経由で来られる方がほとんどです。

そこから来られる方々は、上位のブログが保守系であることから、左翼などほとんどいません。

なので、左翼を叩いても、わかりきったことです。韓国や中国を叩いても、それも皆さんわかりきっています。

まあ、そういうことを書いたほうがランキングが上位に上がりやすいですが、しかし、みんなわかりきった当たり前のことを書いても面白くない訳です。

となれば、やはり、一部保守系でも支持している人がいる橋下氏について、その問題点についてあれこれ指摘する、そして考えていただくと言うのは、重要なことだと思います。

と言うことで、私の結論ですが、橋下氏については是々非々で議論するのは結構ですが、是の部分がミクロな問題ばかりで、マクロ的に見て彼のやることは間違いばかり、逆のことばかりで、国を破滅に導く。だから批判のほうに力が入るのが当然、と言うところです。

↓ 話が飛びますが、橋下氏はピント外れの大阪都構想などをやめて、松井知事や国と協力してデフレ対策と震災対策に力を入れるべきです。それこそが、大阪市民・大阪府民そして日本国民のためです。

公務員の賃金を下げることで平等にするのではなく、府民・市民の所得を伸ばすことで相対的に公務員の賃金水準が低くなるようにすることこそ、唯一のまともな解決方法なのです。

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コメント
この記事へのコメント
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| | 2012/03/13 (火) 18:44:45 [編集]
小泉政権と同じ扱いのような
昨日のエントリーと今日のエントリー及び、各方面から得られる橋下氏の政策は、デフレ促進政策と思われます。

小泉政権時代に行った郵政の民営化や構造改革もインフレ対策(デフレ促進策)でした。

釈迦に説法で恐縮ですが、デフレが続く状況では、消費することが損であり、即ち生産することが損であります。

国力それも総合的な国力は、勿論軍事力や諜報や外交力と外部からの防衛もそうですが、インフラや食糧、物、サービスの充実も含まれると思います。

つまり、前回にコメントした技術者流出の問題もそうですが、デフレを長引かせれば長引かせるほど、国力が削がれます。

そう考えますと、反日組織にとっては、日本の国力を下げるために、デフレを維持していると想定できます。

一方、小泉政権時代マスコミは、確かに東アジア情勢に関しては難癖を付けておりましたが、おおむね好意的な印象を与えていました。その後の安倍政権時の「安倍しちゃう(アサヒるの切っ掛け)」や麻生政権時の「マンガ(オタク)総理」と比べると一目瞭然です。

その観点から、橋下氏の扱いは「決断力・指導力」を強調して、リーダーとして適切だと印象操作しているように思えます。

本当にリーダーの資質があるかどうかは別にして、鳩山にしろ、菅にしろ、特に野田はマスコミがどう装飾しようとそのリーダーとしての資質を宣伝することができません。

そういう意味で、橋下氏はマスコミを通じて、反日側の意図に適した人材であると認識したほうが良いと思います。マスコミが「橋下新党が国政に打って出るか」と煽るのも、そういう目的であると捉えたら合点がいきます。

私も、橋下氏の批判の点に集中することに同感です。
Sura | URL | 2012/03/13 (火) 23:30:25 [編集]
>鍵コメの方

そうですね、橋下氏は後から修正したり訂正したりと言うことが多いですが、マスコミは最初の部分だけ報道してそれっきりが多いから、彼の情報戦はうまくういっているのではないでしょうか。


>Suraさん

そうですねー。小泉氏で一度こりていますので、どうしても厳しめになりますが、そのせいで、麻生政権のときには麻生氏も応援するきになれなかったので、今から考えてみれば、と言うか、民主党になったり谷垣になったりするくらいなら、麻生氏に頑張って欲しかったですね。

まあ、保守系の第三極が橋下維新の会やみんなの党では、どうしようもないので、この二つの政党は少しも応援する気がありませんが。
管理人 | URL | 2012/03/14 (水) 08:35:19 [編集]
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