右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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政治主導とは
最近、興味深い話を聞きました。何か動画だったと思いますが、三橋貴明氏が政治主導について話をしていたのですが、興味深かったです。

政治主導ならば族議員の存在があって当然と言う内容だったと思います。

考えてみればあたりまえで、厚生労働関係や国土交通関係、農林水産関係その他、いずれもそうですが、そうした業界とかかわりの深い人の集団(もちろん国民の集団であるわけです)が代表を国会に送り込み、政策決定に影響を与え、実際に官僚を動かして政策を実行するると言うのは、あたりまえのことですし、これも民主主義です。

ところが、それが悪いことであるかのように言われたのが、小泉時代から、いや、それより前にマスコミがキャンペーンをはって族議員批判をしていました。

たしかに、予算が既得権益化して硬直化したり、癒着により汚職が発生したりなどの土壌になったり、各省庁の省益が優先されるようなことにもつながったりと、弊害があったのも事実です。

しかし、改革を唱える人にありがちなのは、欠点があるからその構造そのものがダメと考えてしまう点です。

だいたいの改革が失敗する理由はそこにあると言って良いでしょう。

長年続いた体制には、欠点だけでなく、利点もあるのです。

族議員は専門とする分野についてはかなりの知識を持っています。それだけでなく、まあ癒着と裏表ですが、人脈その他による調整能力と言うものに非常にすぐれています。

この、調整能力と言うものが、現実の政治を動かすのにいかに必要であるかは、民主党政権を見れば明らかでしょう。

まるきり調整せずに、ただ自分の意見を言うだけ(言うだけ番長とか言う人もいましたね)、言いっ放しで、それを実行することができないのです。

ですから、たしかに族議員の声ばかり大きくなりすぎても弊害はあるでしょうが、その業界のプロのような議員がやはり必要なのです。

それは、年金のプロとか言われていた長妻氏のようなニセモノのプロではなく、かつての自民党の族議員の(すべてとは言いませんが)ようなプロが必要なのです。

そうやって、特定の権益を代表する議員ではありますが、そういう「しがらみ」を山ほど背負った議員がいろいろな分野から集まって、国会で議論して、地道に利害を調整する、それが健全な民主主義であると言うことでしょう。

ところが、最近行われているのは、何の権益も代表していない人々、ようするに、一般大衆、しがらみの無い人たち、そういう人たちが政策を決定するような世の中になったと言うことです。

その証拠が、小泉政権と民主党政権です。

彼らは既得権を批判しますが、本当は既得権とつながっていない人など少数なのです。日本社会はつながっています。社会は有機体です。

大きな既得権や既得権全般を潰せば、社会は崩壊するのです。

ところで、各省庁の中で、比較的既得権と無縁と言うか、既得権やしがらみが邪魔になるお役所があります。

それが財務省と言うわけです。

財務省からすると、予算を決めるのに、他の省庁とつながりの深い族議員は、さぞかし、うるさくて邪魔な存在だったことでしょう。

予算を柔軟に決めることを邪魔する、やたらと金をまわせと怒鳴り込んでくる。族議員が力を持つと、財務官僚は自分たちの思うとおりに予算を決定できないでしょう。

したがって、族議員はかなり邪魔な存在だったにちがいありません。

そういえば、小泉政権時代には、彼は財務省のいいなりになっていると言う声を聞いたこともありました。あの改革には省庁間の争いと言う側面もあったのかもしれません。

そうやって、財務省はどんどんと強くなって行き、政治主導をとなえて政権を獲得した民主党は、完全に財務省や経済産業省にコントロールされていると言う皮肉な状況になってしまっている。

この状況に荷担した人は多いはずです。

マスコミの族議員批判をまにうけて、欠点のあるものはすべて破壊!と言う短絡思考。

その結果が財務省の暴走です。

我々は、世間が「打破すべき因習」と思っているものについて、打破しようと思った時には、もういちど慎重に考え直してみるくせをつけなければならないと思います。

保守的な価値観が重要と思っている人ならば、やはり簡単に改革とか破壊などと口走ってはいけない、それを言う前に、慎重に考えぬくことが不可欠なのだと思います。

民主党の掲げた「政治主導」は完全なる勘違いで、かつての自民党政権こそ政治主導だったわけです。しかし、それを潰して生み出された「政治主導なるもの」は、たんなる世論主導、しかし世論が頼りの政治家にはまるで調整能力が無く現実の政治では役立たずと言うことです。

↓ 民主のようなニセ「政治主導」はもうコリゴリ(たぶん、みんなの党や維新の会も同じ)。自民党時代の政治主導のすべてが良いとは言わないまでも、もうちょっと専門知識と調整能力をかねそなえた議員を大事にしなければならないと思われましたら、クリックお願いします。

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