右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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保守は橋下氏を警戒せよ
昨日は雑な文章を書いてしまいました。

彼の知事だった頃の業績を調べてみると、大阪府の経済状況が、橋下知事の就任以後に急激に悪化していました。

しかし、考えてみると、これは彼のせいと言うより、やはりリーマンショックの影響と考えるのが自然だと思います。なので、よく考えてから書くべきでした。気づいて途中で書き換えましたが。

でも、リーマンショックと言うのはそれだけ日本社会のすみずみにまで影響を与えるような大きなインパクトを持った出来事だったはずなのに、そのことについて何もなかったと思います。

むしろ、そういう厳しい世界情勢からおしよせる危機にたいして、国民が一致団結して、中央政府も地方自治体も頑張らなければならない時に、なんか力点の置き場所としてズレている気がしてしょうがないのです。

もちろん、彼のやっていることで、教育改革とか職員をしっかり働かせる(?)などは、それはそれで頑張れば良いでしょうが、そういうところばかりに目が行きすぎてしまうのは疑問です。

・・・と、しつこく橋下氏への警戒心を書くのには理由があり、私が2008年にこのブログをやめるきっかけになったのが、彼への批判でした。

彼が府知事選に出てきた頃、まるっきり小泉劇場の再現としか思えませんでした。

もうみんな小泉劇場には懲りただろう、そのばかばかしさはわかっただろうと思っていたのに、なんと、今の今また、同じ事がくりかえされています。

彼が知事になった後、2008年3月25日に書いた私の文章の一部を引用します。

以下の文章で言う「彼ら」とか「右派を名乗るような者達」とは、橋下支持を全面に打ち出したブロガーのことを指しています。

橋下知事とその支持者たちは幼稚すぎる」より

私が当初から橋下氏をイマイチ支持できないと思っていた理由はいくつもあります。

橋下氏は在日参政権を支持しています。どうしてそんな人物を、右派を名乗るような者達があんなに青筋立てて応援したのでしょうか?

それは、彼らが所詮は「反○○」でしか無いからだと思います。ようするに、反野党、民主の対立候補が解放同盟だか何かとのつながりがあることから、それに対する「反」の気持ばかりが強く、橋下氏にいろいろな問題があるにもかかわらず、あそこまで橋下氏を応援させたのだと思います。

最終的に誰かに投票しなければならないのだから、誰かを選ぶというのは必要なことです。しかし、あれほど熱心に応援する、他人に投票をよびかけるほど応援するというのはまともな判断力のある人間のすることではないと思いました。

(中略)

私が橋下氏を支持しない理由は、まず直感的に彼はどうみても小泉スタイルを真似しています。小泉首相の政治手法が戦後民主主義を完成させて、それをきっかけに、世論が本格的に腐臭を放ちはじめたからです。

それまで、民主主義はかすかに悪臭を放っていましたが、鼻をつまめばどうにか我慢できるレベルでした。ところが、郵政民営化のバカ騒ぎと自民党の圧勝、その後の年金選挙の空騒ぎと民主党の圧勝。世論が腐り果てた瞬間でした。

これは一体何でしょうか。選挙のたびごとに目先のこと、単一のこと、ごく表面的なことに反応して、そのたびにコロコロと投票態度を変える有権者があまりに多い、それが今の国会のねじれを生んだのです。国会のねじれは、国民精神のねじれそのものです。

そういう無責任でコロコロ変わる、流行とエゴとその場の気分を主体とした世論をいかに刺激して自分の味方につけるか、そういう政治が行われています。

橋下氏は、世論というのは素晴らしいものであり、それを批判する人間を「思い上がっている」などと言って批判しています。世論マンセーなのです。それでは日本も大阪も良くはできません。

もともとは世論(ルサンチマン含む)を煽って自分たちの身方につけるセコイやり方は、マスコミが野党に身方するために、野党側がやっていたことでした。与党への不満をあおり、美味しいことばかり言って自分たちに支持を集めようとしてきたのです。

ところが最近では与党が巧妙にやりはじめました。そこで悪者にされるのは、世間で何となくイメージの悪い人たちです。

そしてそのイメージの悪い人たちというのは、マスコミに敵視されている人たちです。わかりやすい例で言えば、官僚とか公務員、他にも「既得権益」を持った人たちになるわけです。

しかし、そういうある種「体制側」の人間というのは秩序の源でもあります。彼らを破壊したとて、社会が良くなるわけではなく、そこには混乱が待ち受けており、混乱した世の中ではホリエモンや村上ファンドのような他人を出し抜く要領ばかりの良い、人間としてはかなり質の悪い人間が成功しやすくなるのです。

話を橋下知事にもどすと、職員叩きばかり熱心にしていても、府政は絶対によくはなりません。その点は石原知事のほうがまだちゃんとしていました。彼は職員を批判もしましたが、有能な職員にやる気を出させるのもうまかったと思います。ただ叩くばっかりではなかったと思います。

しかし、橋下氏は、彼はカッとなりやすい性格で何事も脊髄反射で言ってしまうところがありますし、とにかく世論に自分の正しさをアピールすることしか考えていません。

府の職員の中には、ろくに仕事していないのもいて、そういうのは厳しくやって一行にかなわないと思いますが、最終的には現場がやる気を出せるしくみを考えなければダメでしょう。

とにかく締め上げるだけ締め上げれば労働効率があがるとか生産的になるほど、そんな単純なものではないと思います。

彼に求められているのは、府の財政を改善するという誰もできなかった困難な仕事ですが、彼がやろうとしているのは、単に支持率を維持しようとするだけのもの、世論迎合の政治です。

府の職員を叩いたり少々リストラしたとて、財政は改善しません。ちょっとはそのまんま東知事を見習ってはどうでしょうか?彼は結構頑張っています。私は最初はイヤでイヤでしょうが無かったですが、橋下氏よりは遙かにマシです。

府民も誰かを悪者にして、それを叩くような幼稚な政治にはもうちょっと警戒心を抱くべきです。悪者にされている人たちも協力して一丸とならなければ、この危機は乗り越え不可能です。

ルサンチマンを刺激してくれるような政治家を支持するような幼稚な精神構造を持つ世論を警戒すべきです。

(中略)

彼が大阪の破滅にトドメを刺すのではないかと心配でなりません。彼による大阪の破壊に加担しているのは、かつて横山ノックを当選させた大阪府民の世論です。大阪は世論および世論の煽動者とともに滅びの道を突き進んでいます。

大阪が滅んだとしても、その責任は行政というよりも、これまで、ことごとくろくでもない知事を選び続けてきた、またろくでもない人間しか知事選挙に立候補できない土壌を作ってきた大阪府民による世論の責任です。


ちなみに、この頃の私は大阪府の財政再建が重要課題と思っていましたが、その後にリーマンショックもあったことなどにより、それは無理と思っています。

だから、それはできなくてもしょうがないですが、では、大阪府の経済を立て直すことが重要課題に変わったはずなのに、そのことにたいして、何もできなかったどころか、それが重要課題と言う認識がはたしてあったのか・・・

世論ウケしそうなことばかりに熱中しすぎていたのではないかと思います。

いずれにせよ、今は橋下氏や大阪維新の会が注目され、支持を続々と集めつつあります。

保守系の一部にも彼を熱狂的?に支持する人がいます。

しかし、やはり小泉劇場にそっくりです。小泉氏は靖国参拝で保守層を釣り上げましたが、彼のやったことトータルで見て、むしろマイナスのほうが大きい破壊者でした。

橋下氏も、労働組合批判や反日教師排除で保守層の一部を見事に釣りあげています。

しかし、橋下氏や大阪維新の会を支持しているコアな層と言うのは、やっぱり民主党政権を誕生させた世論と同じ質のものだと思います。

立ち読みした正論によると、そういう人たちのことを「B層」と言うらしいです。

知能指数の低い若者や家庭の主婦、老人などのことらしいですが、過激な分類と思いますが、だいたいそんなところでしょう0。

今や、政治はマスコミに簡単に影響されて、ワイドショーなどを見て政治について考えて、それで投票するような人たちの集団(B層?)によって動くようになてしまいました。

当然のことながら、マスコミに現状の日本を正確に分析したり対処法を考えたりする能力などありません。従って、マスコミに影響されやすい人々が選んだ政治と言うのは、たまたま部分的に正しいこともあるでしょうが、基本的にそういうものに政治をまかせてしまえば、日本は滅茶苦茶になります。

その人の発言のごく一部が正しいからと言って、そこだけしか見ずに支持するのは間違いです。

よくよく吟味してみれば、橋下氏はとても保守とは言えない破壊主義者の側面があります。

こういう人物には過剰な期待をするのは論外です。警戒しておくのが大人と言うものでしょう。

そして、世論でころころ動く政治をやめさせなければなりません。

保守はもっと地道に世の中の常識のほうから少しずつ変えて行くしか無いと思います。

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コメント
この記事へのコメント
「B層」というのはただの差別用語でしょう。他人を貶めてあざ笑ってるだけで、そういうのを褒めるというのは「正論」も地に堕ちたなという気しかしませんね。実際は世論が悪いのじゃなくエリートの異常な低劣さが問題なんですけどね。政治家が国民の顔色を窺っているのではなく、政治家は文系ですから教養とか役に立たないことばかり学んで現実的な技術を一切学ばないし、考える気もない、だから現実には何も対応できない。そして不満が溜まる。それが爆発する。彼らが自分たちの問題に向き合っていないだけです。
活火山 | URL | 2012/02/09 (木) 13:38:40 [編集]
世論が悪い悪くないと言うより、世論で直接政治を決めるのは問題が多いと思いますね。

エリートと言うのがだれのことかわかりませんがマスコミに登場する知識人・文化人と言うことならその通りでしょうね。学者とかもそうなのかもしれません。

でも、私は逆に、エリートに教養が無いからダメなんだと思いますよ。狭い技術的な知識しか無いから、グローバリズムのような甘い幻想に飛びつくいたり、新自由主義のような通俗的な論調からいつまでたっても抜け出せないのではないでしょうかね。
管理人 | URL | 2012/02/09 (木) 18:35:44 [編集]
私には世論で政治が動いてるとも、一般大衆に問題があるとも思えないです。むしろ責任転嫁して話を逸らしてるようにしか見えない。そうやって人を見下してばかりいるから、扇動合戦になるのですよ。人を尊敬していたら扇動はできません。テレビ番組なども真剣に作るようになります。一番愚かなのは文系の俗物たちなのです。
活火山 | URL | 2012/02/09 (木) 22:20:31 [編集]
今回も雑な文章を書いてしまったと言うことで、ご容赦下さい(笑)

もうちょっと余裕が出てきたら毎回時間かけてしっかり表現を吟味してブログを書くようにします。

しばらくはブログにかけられる時間が1日30分くらいですので・・・(言い訳)。
管理人 | URL | 2012/02/10 (金) 19:42:37 [編集]
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