右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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高橋是清を思い出せ!
風邪で寝込んでいる間に読書をしました。

インフルエンザだったため、症状がおさまってから2日は来るな(出勤停止)と言われていたので、暇だったからアマゾンで注文して読んだのですが・・・

実は、2冊買いまして、1冊は以下の本です。

昭和恐慌の研究昭和恐慌の研究
(2004/03/19)
岩田 規久男

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なぜ、昭和恐慌におちいったのか、そして日本は他の国より早く恐慌を脱することができたわけですが、それは高橋是清がケインズより先にケインズ的政策および、今で言うところのリフレ政策をいち早く行ったからですが、そこらへんが知りたくて買いました。

しかし、難しすぎて(笑)。少なくとも、病み上がりに読む本ではありませんでした。なので、まだほとんど読んでません。

高橋是清はバブル崩壊後の一時すこし注目されたようですが、最近ではあまり注目されていません。

歴史を振りかえると面白いもので、昭和恐慌の頃にも経済政策で今と同じような議論が繰り返されていたようです。経済学はあまり進歩していないようです。

たぶん、新自由主義と言うのは先祖返りなんだろうと思います。新とつくが、古い自由主義経済の焼き直しなのかと思います。なぜかと言って、当時の議論と今の議論がよくにているからです。

昭和恐慌の頃も、まず、浜口首相と戦前の日本は今の日本とそっくりでした。

1920年代の世界はグローバリズムの時代で、日本はグローバリズムに適応していました。

そこに世界恐慌が起こり、日本もバブル崩壊でデフレになった。

その時、「ライオン宰相」と呼ばれた浜口首相が国民の圧倒的な支持を受けて登場、彼の政治は、「根回しよりも正面突破」、「グローバリズム推進」、「アメリカと融和」、今で言うところの「痛みを伴う改革」を国民に直接訴え、政府支出の削減を行った。そして、今で言うところの構造改革によって競争力を高め、輸出を増やして、不況から脱することを目ざしたわけです。

やったこともキャラクターまでも小泉首相にそっくりでおどろきます。

しかし、浜口内閣のやった結果は大失敗、国内は失業者であふれ、経済は停滞、当然ながら政府の借金も増えて、日本も大恐慌に突入しました。

資本主義だから失業者が出ても良いと言っていたアホがいましたが、それを放置すれば国内経済すべてが成り立たなくなるわけです。

しかし、浜口首相が当時このような政策をやって事態を悪化させてしまったのは、それ以前に何の知見も無かったはじめての体験なので、まあしょうがない部分もあるでしょう。当時はマクロ経済学など無い時代、ケインズもまだ知られていない時代だったでしょうから。

その後、浜口首相の次の首相も構造改革派で同じ事を続けたので、日本経済はぼろぼろになったため、政権交代がおこり、犬養毅内閣が発足し、大蔵大臣に高橋是清が就任しました。

この高橋是清がすごかったわけです。

彼は、はっきり言って、世界で最初にデフレ対策を成功させた男です(たぶん?)。

今風に言えば、脱グローバリズム、積極財政、リフレ政策(日銀の通貨発行による国債の引き上げ)の3つです。

その結果、見事にデフレを脱却して、インフレへと転換させ、経済成長も順調にすすむようになり、短期間で恐慌を脱出しました。

注目すべきは、日銀が国債を買い取りしてもひどいインフレにはなっていないのです。

そして、彼がもっと偉かったのは、インフレ率が一定のレベルに達した時に、それがバブルにまでならないように、きゅっと引き締めた点です。ここまでできたのだから、すごい事でしょう。

デフレから脱却した時点で、財政出動をぱっと止めた。これはなかなかできないことだと思います。なので、彼は二重の点ですごい。

実際に彼がやった財政出動は軍事費の増大だったのだが、インフレになっておちついた時点でこれをやめた訳です。

ただ、残念ながら、その結果、彼は後に右翼に暗殺されてしまった・・・その後は、後任者がへたれだったため、インフレになってからも財界のいいなりで増税できず、軍部のいいなりで国債の日銀引き受けをやり続けてダメになってしまったのですが・・・

高橋是清は、先ほども書きましたが、バブル崩壊の後にちょっと話題になっただけのようで、その後はメジャーなマスコミでほとんど紹介されることもなくなってきたように思います。

アマゾンで高橋是清関係の本を探してみると、在庫無しのものばかりです。

未だにデフレが続いている日本で、消費税増税などすれば、確実に恐慌に突入するでしょう。

その時に途方にくれることがあったら、高橋是清を思い出してくれたらと思いますが・・・いや、その前に彼の業績を振り返るべきだと思いますが・・・

・・・と、あまり読んでいない本の話でしたが、こちらはだいたい読みました。

デフレと超円高 (講談社現代新書)デフレと超円高 (講談社現代新書)
(2011/02/18)
岩田 規久男

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いわゆるリフレ政策を掲げている人たちのグループの筆頭の方?の本かと思います。

三橋貴明氏も、かなりこの本(もしくはこの著者)を参考にしているような気がしました。

デフレは貨幣的現象であると言うセリフを聞いたことがありますが、この本にもそう書いてあり、いわゆる「構造デフレ説」を否定しています。

一番トンデモな「構造デフレ説」の一例が、「日本は少子高齢化で人口減少だからデフレ」と言うものですが、これもおかしいのはすこし考えればわかります。

普通は少子化ならばインフレ傾向になるはずです。

それ以前に、構造のせいでデフレになるのなら、その構造の許す限りは通貨を発行し続けてもインフレにならないと言うことですから、そのぶんは税金を払う必要がなくなるから、むしろラッキーと言うことになってしまいます。

仮に構造のおかげでデフレならば、なおさら通貨をじゃんじゃん刷って良い、全然オッケーと言う話ですから、むしろデフレ脱却方法が簡単になってしまいます。

あまりこの本の内容をうまく説明できていませんが、続きはまた時間のある時にでも・・・
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