右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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経済政策・4つのスタンス
三橋貴明氏の「日本の大復活はここから始まる!」と言う本を買いました。

ブログを中断する前にはこういう方がいるのを知りませんでした。もっと早く知っていたら、もうちょっと簡単な部分で構造改革路線の基本的な間違いに気づけていたかもしれません。

さて、この本の冒頭部分に今の政治家を、経済政策で分類すると以下の4種類に分けられるとありました。興味深いです。

(1)構造改革派
(2)財政健全化至上主義派
(3)リフレ派
(4)財政出動派
もちろん、綺麗に4つに別れるとは限らず、複数にまたがったことを言う人もいるようですが・・・まあ、経済的なスタンスを別けるとすると、この4つあるようです。

では、この4種類の政策の考え方では、どのタイプが一番信用できるか、以下では私なりに考えてみました。



(1)構造改革路派

構造改革路線とは、市場原理主義とも言われる。規制緩和して市場競争により効率性と生産性を上げれば経済的に成長できると言う考え方の人たち。小泉ー竹中路線。

しかし、現在の日本はデフレで困っている(需要が少なく供給力が過剰)のだから、競争によって効率化して生産性を上げても意味はない。

すでに余っている供給力をさらに増やしても、かえってデフレが悪化するだけで解決にならない。

したがって、デフレの不況下では、競争による効率化は同業者間のただのつぶし合いにしかならない。

なおかつ不況で求人も少ないため、競争で負けた人たちを別の業種や新しい産業が吸収することもできず、失業者が増え、労働賃金も下がってかえってデフレが悪化する。

構造改革は経済がインフレ状態(供給不足)の時には解決方法の1つになる可能性はあるかもしれないが、デフレの時にやっても、かえって経済を悪くするだけ。

なのに、日本ではこの20年ほど、基本的には構造改革路線をとってきた。何故そんなアホなことを!?

理由はいくつかあるが、デフレの深刻さに気づいていなかったことの他、経済政策としてよりもむしろ日本の社会構造の変革として期待されていた。

たとえば、政官業の利権のトライアングルを破壊してチャンスの平等な社会を作るためなどなどの理由。

結果、例えば、政と業の癒着などと言われて建設業界などは多く叩かれたし、公務員もたくさん減らされたが、結果として失業者が増えて新卒の求人も減り、労働賃金も下がってデフレが悪化しただけに終わった。

また、確かに既存の利権構造の一部は破壊されたが、それに変わって新たに違う利権構造ができただけ。例えば、経団連と政府が新たに強力に癒着して政治を動かすようになった。こちらのほうがタチの悪い利権構造である。

話をもどして、デフレで不況の時には普通は競争させたりではなく、保護や相互扶助的が必要になる。政策で言えばケインズ主義的なもの、例えばニューディール政策のような一見すると社会主義的、計画経済的な政策が必要なのに、自由主義を過剰に信奉してしまったために、それができずに、むしろ逆をやってしまった。


(2)財政健全化至上主義路線

→経済政策でもっとも重要なのは、政府が借金をしないこと、国債の発行はできるだけせずに、歳入の範囲で歳出を行おうとする、政府の借金はとにかく早く減らさなければならないと言う考え方。

財務省の役人的発想。政治家では与謝野氏。

とにかく政府はできるだけ借金してはいけない、借金が増えたらすみやかに減らさなければと言う発想しか無いので、不況なのに緊縮財政や増税を主張する。しかし、不況の時に増税しても(特に消費税に顕著なように)景気がさらに悪化することで企業の業績が悪くなり、法人税や所得税の税収が減り、トータルではかえって税収が減ってしまうこともある。それに気づかない。



と言うことで、(1)と(2)の路線を主張する人々と言うのは、日本の現状がデフレであると言う認識が無いのか、デフレを軽く考えているのか、いずれにせよ、現状の日本経済がどんな状況であろうおかまいなしに、自分の描いている政策をとにかくやってみたい、そんな融通の利かないタイプであることもよくわかりました。

では、(3)リフレ派ですが、これについてはちょっとよくわからないところもありますし、今日はあまり時間も無いので、(4)財政出動派と合わせて、次回にさせていただきます。

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日本の大復活はここから始まる!日本の大復活はここから始まる!
(2011/04/14)
三橋 貴明

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