右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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原発利権と天下りの考察
最近、利権や利権の構造を擁護してばかりですが(笑)、ブログを中断していたために来訪者も少なく、コメント欄が荒れることもなかったので助かっています。

以前に書いていたら荒れまくっていたことでしょう。

で、あまり同じことばかり書いてもしょうがないですが、原発利権の話で質問が来ましたのでその回答と言う形で今日も原発利権の話を書かせていただきます。

原発に関する利権の構造がどのようなものなのか正直私もよくわからない部分がありますが、原発の推進によって大きく利益を得る人たちのことと定義すれば良いのでしょうか?

しかし、すでに書いた通り、国や原発企業や電力会社が自分たちの利益のために国民をだまして原発を推進してきたと言うのも、私は陰謀論だと思います。

さまざまな議論の末に原発を推進してきた、その結果、原発が巨大な事情になった、その結果として、巨大な利権の構造(?)が出来たと言うことでしょう。

その構造が産むさまざまな利益に関しては、汚職や談合と言う違法行為は取り締まりで排除する、そうでない合法なもの(公共の利益と呼べるようなもの)に関しては、その分配が適正に行われれば問題ないと言う話でしたが、ご質問いただいたのは、じゃあそれは良いとしても、利権構造による癒着のために安全性がおろそかになってはいけないのではないかと言うものでした。

いただいた質問の主要部分は以下の通りです。

原発の場合、他の利権と異なり、事故が発生した場合の及ぼす影響が極めて大きいため、事故は絶対に避けなければなりません。安全対策には投資が必要になりますが、立場によって危険性に対する評価が異なり、対策も異なってきます。だからこそ原発を経営する立場の人間とその安全を管理指導する立場の人間が癒着してはならず、きちんとした緊張関係を維持しなければならないのではないか、と考えるわけです。この点で、現状では経産省OBが天下りしているような状況は、絶対に批判すべきではないでしょうか。ご意見をお聞かせください。


おっしゃることは正しいと思います。しかし、癒着と言うものの実体が難しいです。

私も仕事柄、外にもれだすと物騒なものを扱っていることもあり、文部科学省と言うお役所から、安全を管理指導される立場にあります。

そして、同業者がなにか不祥事を起こすたびに、文部科学省の管理指導がどんどん厳しくなって行きますが、お役所仕事と言うのでしょうが、彼らの言う通りやっていたら、本当に大変です。

無駄に書類が多い、非現実的なステップを踏ませるなどなど枚挙すればきりがありません。たぶん、行政はそういうことをやるから嫌われるのでしょう(笑)。

しかし、彼らはそれを、やればやったで文句を言われ、やらなければやらなかったで、また文句を言われる立場なのですから、私はあまり批判しませんが。

何が言いたいかと言えば、ご指摘の通り、安全を管理指導する側とされる側が「なあなあ」であれば安全性がおろそかになる可能性があるのはその通りですが、その逆に、あまりに緊張関係が強すぎても、仕事が円滑にすすまなくなると言う弊害も出るのです。

大きな事業を円滑にするめるにあたっては、官と業の連携が必要です。事をすすめるにあたっては、ただとにかく慎重でさえあれば良いと言うものでもありません。

そのためには、敵対関係よりも協力関係が必要になります。官と業の協力・協調が無ければ大きな事業はすすみませんし、現実にそうなっている、それは、事業が巨大になればなるほど協調してやらざるを得ないからだと思います。

このように官と業が協調して物事がうまくすすんだ場合には「連携」と言われて、何か失敗が出た時には「癒着」と言われるのではないかと思います。

物事には利点と欠点の両面があるものです。天下りについても、すべてそうだとは言いませんが、やり方によっては経験ある人材の有効活用と言う側面もありますし、官と業の連携と言う側面もあります。行政をスムーズにすすめるにあたっては(やりかたによっては)良い側面があるものだと思います。

だから、私は経産省のOBが原発産業に天下りしていることを「絶対に批判すべき」とまでは思いません。

事業を円滑にすすめる上では意味のあることだったかもしれません。

しかし、今回のような事故がおこれば、円滑にすすめることばかり優先しすぎたと言う声があがるのも当然だと思います。

そういう点での反省は確かに必要でしょうが、正しく反省するためにも、天下りの部分ばかりをクローズアップするのはかえって良くない気がします。

そもそも経産省OBが自分たちの利益のために安全基準をおろそかにしてきたなどと言うのならば、それなりの証拠と言うものが必要なのではないでしょうか?でなければ名誉毀損です。

原発の安全基準の審査については、複数のステップを経て専門家も加えてなされているはずです。

そこで具体的に天下りOBが安全基準をゆがめてきたと言うなら大スキャンダルでしょうが、果たしてそういう事実があったと言えるのか。マスコミお得意の官僚陰謀論の可能性は無いのでしょうか?

また、経産省OBの天下りを禁止しても、代わりにそのポジションにつくのが強力に原発を推進したがる人であったり、ただの操り人形みたいな無能な人ならば意味が無いでしょう、

とにかく原発推進となれば、天下り官僚に限らず、御用学者を揃えて体裁を整えたり、金をばらまいたり、権力を発動したりなどと、政治と言うものはどこかそういう側面があるのは、避けられないと思いますが、日本は他の国と比較するとその点ではかなり民主的でオープンにやっているほうではないでしょうか?もちろん、どこの国と比較するかにもよりますが。

ともかく、今は、原発を推進してきたことそのものがダメだったと言う方向に話が向きがちですし、これまでの安全基準が甘かったので責任追及と言うのもその流れでしょうし、原発の利権構造批判もそういう流れだと思いますが、これはやっぱり後出しジャンケン的な議論だと思います。

今回のような事故を予想していた人が誰もいなかった訳ではないでしょうが、正しいことを叫んだ人がいたとしても、なかなかその正しさがわからない、多くの人に気づいてもらえないのが現実と言うものです。

多くの人が真実に気づかないために世の中が混乱すると言うのは、よくあることです。多くの人が気づかなかったのなら、しょうがないと私は思います。これは、誰の責任と言うより、みんなの責任でしょう。

いや、跡になって騒いでいるマスコミがもっとちゃんと警鐘を鳴らしていれば防げたかもしれません。多くに人に真実を伝えることができるのは、マスコミだけです。

日頃はやたらと無意味なことにまで過剰に警鐘をならしたがるマスコミこそ自分達の無能さを反省すべきで、彼らに利権の批判をする資格はありません。

話がそれましたが、安全性をこれまでより優先するなら、今後やることは簡単です。

まず1つは現在ある原発にものすごい高いレベルの安全対策をすれば良いのです。しかし、そうすれば、お金がものすごくかかるでしょう。

多額の費用をかければ、よく出てくる批判として、無駄に金をつぎ込んで誰かを潤わせているみたいな話になるかと思いますが、そういうゲスの勘ぐり的な発想からの卒業も必要です。

これまで、安全対策がおろそかであったのは、お金のかけかたが足らなかったからと考えれば、それはある意味で真面目にやっていたからと言えます。

多くの人に利益をまわそうと思えば、過剰なまでに安全対策をして、金をがんがんかければ良かった訳ですが、そうはしていなかったのですから。

ただ、これも、起こるかわからない危機のために多額の金をかけるのは無駄と言うレンホー的な発想に毒されていただけかもしれませんが。しかし、これも世間一般に流行した考え方です。

もう一つ安全を考えるならば、とにかく原発に関しては厳しいことをと言う人に審査させ、大きな権限を与えれば良いかもしれません。

しかし、ゴリゴリの原発反対論者のような人がそれなりの立場に入れば、今度は話がさっぱりすすまないと言う弊害も出てきます。安全性だけしか考えないなら作らせないのが一番安全ですから。

そうすれば、絶対に事故はおこりませんし、責任も生じません。でも話はそう単純ではない、失敗したからといって今度はそのやり方の逆をやれば良いかと言うと、そうはならないのです。

いずれにせよ、第一に考えるべきは安全性である、それは間違いないですが、現実問題として原発を作るにあたっては、はじめに書いた通り、官との連携も必要になってきます。

その連携の部分では天下りOBでも活用して手続きを円滑にすすめれば良いのであって、安全性の審査については、外部の人間に評価させてそれをオープンな形で議論するしくみを作れば良い、と言うか、実際にそうなっていると思います。

もちろん、外部の審査委員の人選や権限の強さなどについては議論が必要でしょうから、そういう細かい部分で今後改善が必要な点があれば話を詰めて行けば良いのではないかと思います。

天下りの部分ばかり見てしまうと、それさえ無くせば良いと勘違いしてしまい、かえってそういう細かい具体的な部分の議論がすっとんでしまう可能性もあるのではないでしょうか。

いずれにせよ、天下りの問題は、原発推進をスムーズに進めることばかり考えていると、安全性の議論がおろそかになる可能性があるのではないかと言う指摘であるならば、その通りだと思います。

しかし、その解決方法は、天下りの禁止と言う単純なものではないと思います。


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