右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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陰謀論からは卒業しよう
今日は陰謀論について考えてみたいと思います。入り口は「9・11テロはアメリカ政府の自作自演」と言う陰謀論ですが、後半は陰謀論一般の話です。

と言いますか、政治・経済の話題は自然科学のようには話がすすめられず、どうしても思想や物語とからんできますので、陰謀論的なものと無縁ではいられないのでは、と言う話です。



私も参加している人気ブログランキングのアンケートを見てちょっと驚いたところが出発点です。

アンケートには色々ありますが、その中で驚いたのは、9/11同時多発テロについてのものでした。

このテロはアルカイダの犯行ではなく、アメリカ政府の自作自演とかアメリカ政府と国際金融資本の共犯だと言う陰謀論を信じている人がずいぶん多いのを見てちょっとびっくりしました。
911同時多発テロはアルカイダの犯行か?

私がここにアンケートを貼ることで結果が変わってくる可能性があるので、このブログ更新時点での結果を貼っておきます。

110419-11.jpg

まあ、こちらは解答件数がかなり少ないので、あまり参考にならないかもしれませんが、もう一つのほうは、もうちょっと投票数が多いです。

アメリカ同時多発テロの都市伝説を信じますか?


これも現時点(このブログ更新時)での結果は以下の通りです。

110419-22.jpg

信じているが98件、嘘だと思うが64件。

まあ、こちらも、サンプル数がそんなに多くないですから、どこまで実情を反映したものかわかりませんが、しかし、人気ブログランキングの「政治ブログ」で上位を見てみると、ウソであることの明らかな質の低い陰謀論をまきちらしている人のブログが目に入りましたので、話の入り口に利用させていただいたと言う訳です。

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19日午前10時現在で政治ブログランキング9位に位置している「リチャード・コシミズ氏のブログ」です。

この方の陰謀論は、ベンジャミン・フルフォード氏並のかなり質の低いものだろうと思います。そういう方のブログが上位にあることを考えると、人気ブログランキングを利用している人たちにも、陰謀論の支持者が一定レベルいるのかなあと思われます。

この他、私の価値観から、陰謀論者的なニオイが強いと感じられるのは、小沢を過剰に擁護するブログです。

他にもいくつか怪しげに感じるブログが上位にありますが、きちんと読んでいる訳でもないですし、どういう人物かあまり知らないので、具体名を出すのはやめておきます。

ただ、私は、政治や経済や歴史を語る場合に、陰謀論めいた話になりがちなのは、ある程度は仕方ない部分もあると思います。

その理由は2つあります。

一つめは、「定説」と言われているものの中にも、ウソがあると言う点です。

保守的な人ならすぐにわかっていただけると思いますが、いわゆる「南京大虐殺」や「朝鮮人強制連行」などの話は定説と言われるものが間違いであり、歴史修正主義などと言われていたほうがむしろ正しかった訳です。

教科書問題や従軍慰安婦問題に関しては、我々はほぼリアルタイムで、間違った「定説」が形成されて行く過程をまのあたりにしました。

様々な政治勢力が陰謀をめぐらして、情報を制御することでウソが定説となることもあるのは事実でしょう。

こういう事があるので、定説だからと言って信じてしまうことが危険だということを我々は知っています。

ただ、だからと言って、陰謀論が正しいと言う話にはなりません。

9・11テロの陰謀論はかなりレベルの低いものです。あの無能なブッシュがそんな大それた事をやれるはずがありませんし、あれだけ大規模に自作自演をやれば、どこかから明らかな証拠がもれだします。

あのテロが自作自演だと疑われてしまった主な理由は、アメリカ政府・FBI・CIA・その他関係省庁の責任のなすりつけあいによって、テロの調査が不完全なものになってしまったこと、911調査委員会の報告が不完全なものに終わってしまった点だと言われています。

全体として、さほど良い本ではないので買う必要はありませんから、立ち読みで、この本の該当箇所に目を通されてはいかがかと思います。

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(2011/01/19)
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それから、政治・経済の話題で陰謀論が出てきやすい背景の2点めについてです。

政治や経済の問題は、やはり話がかなり複雑ですし、因果関係の同定も難しい部分が多いために、論理的・客観的に結論を導き出しにくい、何が真実かわかりにくいところがあると思います。

したがって、データを解釈することが難しい、それでも解釈しなければならないので、その解釈をどうしてもイデオロギーや物語に頼ってしまいがちになる、そうならざるを得ない部分が多いと思います。

そこが難しいところです。

各個人のイデオロギーや信じている物語が違えば、1つの現象の1つのデータを見ても、解釈がかわってくる可能性があるからです。

だから、ある程度の割り切りが必要になってくるのでしょう。

私も、ブログで主張するにあたっては、その点で、論理に少々の抜かりがあっても、かなり割り切って書いている部分がありますし、過去に陰謀論めいた話にまったく頼らなかったかと言われると、正直、悩みます。

結局、何か言うには、決断が必要になってくるのでしょう。

政治・経済の議論においては、客観的な事実を顧みない議論はまったくの論外にしても(質の低い陰謀論や、マスコミの垂れ流すデマはこちら)、最低限のデータや事実にもとづいた話だとしても、思想や物語によって解釈に違いが出てきます。

もちろん、質の低い陰謀論と、思想や物語を同列に並べることは無いと思います。

あまりにも質の低い陰謀論は、排除すべきだし、そういう陰謀論を巻き散らかす人の言うことは信じないにこしたことは無いでしょう。


ぱっと思い付くだけでも、911テロ陰謀説の他に、アポロ陰謀説や、地震兵器陰謀説などかなり質の低いものです。

ただし、だからと言って、定説をうのみにする必要も無いでしょう。

要は、陰謀論も定説も安易に信じるのではなく、なるべく自分でいろんな角度から検証してみる姿勢を忘れないようにすることが大事なのではないでしょうか。

私もどこまでできるかわかりませんが。

陰謀論は情報のゆがみを利用して出てくるものなので、一番警戒すべきなのは、マスコミだろうと思います。マスコミ報道には陰謀論を生み出しやすい土壌があると言えるでしょう。

で、マスコミ報道では「定説」と言われているものの中で、最近私が一番疑っているのが、利権批判に見られる「癒着の構造」です。

政・官・財(業)が自分たちの利益のために何かを食い物にしてきたというやつです。

最近はその話題が多かったです。定説と言われているものに、むしろ陰謀論的な発想が感じられます。もちろん、真実も含まれた批判ではあったのですが・・・

利権そのものについては「政権交代の理念を反省せよ(1)」で書き、原発利権については「原発利権の批判は無意味」で書いた通りです。

実際、「定説」となっている官僚批判の中には、ほとんど陰謀論に近いレベルの話もあるのではないかと思います。

そうした陰謀論にもとづいて
「脱官僚」と言うあやしげな理念をかかげる政党が勢力を伸ばし、その結果はどうなったか・・・

利権を過剰に叩いて、その構造そのものを潰した結果どうなったか・・・


政官財(業)のトライアングルにしても、その強調・強力がうまくすすんでいる時にはその関係は「連携」などと言われ、何か失敗が出てくれば同じものが今度は「癒着」と言われるのだろうと思います。

物事には利点と欠点の両面があります。既存の構造の欠点ばかり見て、その欠点があるから潰してしまえと言うのは乱暴な話だと言うのが私のいつもの主張です。

しかし、おうおうにして、そうした破壊を好む議論になりがちなのは、マスコミが巻き散らかす陰謀論的な報道のせいなのではないかと思っています。

欠点ばかりをクローズアップして利点を無視した議論ばかりするのも、ある種の陰謀論と言うか、間違った「定説」を産む原因なのではないかと思います。

これこそ、マスコミの犯罪的な行為だろうと思います。


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