右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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政権交代の理念を反省せよ(1)
ほとんどの国民は、もう政権交代が間違いだったことに気づいていると思います。

では何故間違った選択をしてしまったかと言えば、そもそも考え方のベースや日本の抱える問題の認識が根底から間違っていたからだと思います。

小沢系の議員たちは「政権交代の原点に戻れ」などと言いい、鳩山元首相も「自分たちの掲げた理念は正しかった」などと言っていますが、それこそが大間違いだったことを反省しなければなりません。

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この中にトラコミュ(おそらくトラックバック・コミュニティーの略でしょうか)と言うのがあり、そこで「民主党」と言うテーマが挙げられているのを見つました。

そこには政権交代の理念が簡潔にまとめられて、「民主党は正しい理念を掲げて政権交代したのにそれが実現できなかったことが問題だ」と言うふうに受け止められる内容になっています。

しかし、そこが間違いです。民主党の掲げた理念そのものが間違いだったのです。

それは、その理念を抱くに至った日本の現状認識がそもそも間違いだったのだから当然です。

政権交代の時に掲げられた理念は、ほとんどそのまま構造改革路縁の延長でしかありません。
では、トラコミュに書かれている「民主党」の内容を見てみましょう。(こちらより引用)

まずは前半部分から。

民主党

政権交代はしたけれど・・・

●私たちの現状認識

日本は、いま、官主導の保護主義・画一主義と、もたれあい・癒着の構造が行き詰まり、時代の変化に対応できていません。旧来の思考と権利構造から抜け出せない旧体制を打ち破り、当面する諸課題を解決することによって、本格的な少子・高齢社会を迎える21世紀初頭までに、「ゆとりと豊かさ」の中で人々の個性と活力が生きる新しい社会を創造しなければなりません。

●私たちの立場

私たちは、これまで既得権益の構造から排除されてきた人々、まじめに働き税金を納めている人々、困難な状況にありながら自立をめざす人々の立場に立ちます。すなわち、「生活者」「納税者」「消費者」の立場を代表します。「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立概念を乗り越え、自立した個人が共生する社会をめざし、政府の役割をそのためのシステムづくりに限定する、「民主中道」の新しい道を創造します。

とりあえずここまでの部分を見て行きましょう。

まずこの認識は、みんなの党あたりとも同じですし、何より構造改革の支持者らとまったく同じ見方です。

それも当然で、もともと構造改革路線は民主党系の者たちが言っていたこと、昔は小沢一郎も同じようなことを言っていました。

それを、かつての小泉に代表されるような自民党内の新自由主義者らがパクった訳ですから、同じなのは当然です。彼らは民主党の鳩山あたりとそもそも同類なのです。


日本は官主導と言うイメージがはびこっていますが、海外の研究者の中には、むしろ日本の政府の権力は他国に比べて弱いのだと言う分析をしている人も少なくないようです。いずれ取り上げてみたいと思います。

少なくとも、日本は官が肥大しているとか規制が過剰だなどとよく言われますが、それを示す具体的なデータを見たことがあるでしょうか?

日本の規制は他国と比べて本当に厳しいのか、官は本当に肥大しているのか?

私は、これはマスコミがお得意の反権力意識と自民党潰しの目的のために煽られた偏見と言う側面が大きいと思っています。

少なくとも人数で言えば日本の官僚が少ないのは明らかです。公務員の数、中央政府の官僚の数などで言えば、日本は先進国の中で最低レベルの少なさです。

政・官・財の癒着のトライアングルなどと言われ、利権の構造などとも言われますが、この3つの強固な連携が、他国から恐れられるほど戦後の日本の経済成長の原動力になってきたのは間違いありません。

それがいつから腐敗したのか、いつから有害な存在になったのか?具体的にどうおかしくなったのか?

たんに、経済がゆきづまってきたから、犯人さがしを行った結果、その構造が劣化したからだと言ってなんとなく納得しているだけだろうと思います。

日本がおかしくなったきっかけは、橋本龍太郎の行革あたりだと思いますが、その後はマスコミ世論にもとづいて行われた政策の失敗、とりわけ構造改革路線だろうと思います。やるべきことと逆ばかりやってきたせいです。

たしかに、長年の権力構造が固定されれば、利権の構造と言うものも出てくるでしょう。

しかし、利権の何が問題なのか。それは、利権を生む構造そのものではなく、利権が不正や汚職に発展してしまう点なのです。

政治と言うのは利益の調整と言う側面を持ちます。利益がからめば利権も生まれ、中には不正や汚職に走る者も出てくるでしょう。

ならば、法律にもとづいて彼らを処罰するなり、予防するなりすればそれで十分なはずですが、しかし犯罪を100%無くすことはできないのと同じく、不正をゼロにすることは人間の社会においては不可能です。

ところが、マスコミをはじめ、利権の構造を批判する人たちは、とにかく利権がいけない、不正が発生するメカニズムがいけないと言って、非現実的なまでにその構造を丸裸にして解体・破壊した訳です。

これは、警察の不祥事が無くならないからと言って警察そのものを潰してしまうようなものです。

最近で言えば、検察バッシングと同じでしょう。検察の中に操作で証拠を捏造したものがいたと言う話を、組織全体の問題にまで拡大して、組織そのもの、検察の捜査手法をのものをつぶしてしまうようなやり方です。

これは、典型的な理念の暴走と言うやつでしょう。

利権の構造が問題なのではなく、その構造から不正や汚職が発生することが問題なのであり、

その問題は、警察・検察が取り締まり、法によって処罰することにより排除する、これが解決方法なのであって、

全体の構造そのものを破壊するなどと言うのはあきらかに行き過ぎなのです。


そんなことしては、その構造が巨大であればあるほど、社会全体に悪影響が広く大きく及ぶのが当然の結末です。

そこで疑心暗鬼になりすぎて、結局は構造そのものを破壊してしまった訳です。

確かに、社会全体に及ぶ構造が、本当にどうしようもないほど腐りきって腐敗ししまうと言うことも無いとは言い切れません。

しかし、それを一気に破壊してしまえば、その利権が巨大であればあるほど、社会全体への波及効果が大きくなります。

自分はそんな利権とは無関係だからぶっつぶせと気楽に考えていた人たちにも大きな影響が出るでしょう。

とくに、現状のような、日本が不況でデフレで苦しんでいるような場合は、破壊された構造からあふれた人たちを吸収できません。

別に、彼らは犯罪者でも何でもありませんから、社会から排除されるような人々ではないのです。なのに、少々の利権とつながりがあると言う程度でそうした構造を破壊して切り離せば、失業者が増えるだけです。不況ですから。

そうやって、建設業界をぶっつぶして、失業者が増え、労働賃金も下がって、誰がトクしたでしょうか!?

人件費が安くてすむ経団連のお偉方は喜んだかもしれませんし、新自由主義者は、格差が拡大して自分たちの理想の社会にちかづいたことで喜んだでしょう。

しかし、圧倒的に大多数の国民にとっては、何も良いことがありませんでした。

それを、改革が足りないからだなどと主張するにあたっては、もう笑うことすらできません。

こうやって、間違った現状認識にもとづいて主張された民主党の立場とはどのようなものか、誰に語りかけているかと言えば、「これまで既得権益の構造から排除されてきた人々」などと言っています。

具体的に誰が既得権で良い思いをして、誰が損をしてきたのでしょうか?その比率はどれくらいだったのか?まあ、そんなこと調べるのは難しいでしょうが、それを良いことに、マスコミはイメージをすり込み煽りたい放題んお報道シャワーをあびせて国民を洗脳したのではないでしょうか。

昨日すでに書いたように、利権の構造を破壊しても、不況の現状ではその構造からあふれ出した人々を社会全体で吸収しきれずに、失業者が増え労働賃金も下がり、さらに不況に拍車がかかり、日本国民全体が不幸になっただけでした。

そう考えると、一部の人の利益でしか無いと思われていたものが、実はみんなつながっていたと言う話です。

既得権益の構造から排除されてきた人々などと言われると、多くの人々は自分のことと錯覚するでしょう。

改革者を騙る者は例外なく人々の嫉妬心やルサンチマンを利用しようとします。「革命」のエネルギーはそれでしょう。

利権の構造や既得権益などと言うものが、マスコミの偏った報道でかなり煽られて、それをまにうけた人々が感情的になり、そうした構造を破壊してしまった。

その構造は実は日本の強みでもあったので、その結果、日本経済は下り坂をころがりおちたと言う見方が正しいのではないでしょうか?

少なくとも、構造改革路線が日本を良くしたとは言えません。かえって悪くなった。その構造改革路線を産んだ現状認識と同じ目線でおこった政権交代ですから、日本が良くなるはずがありません。

現状における日本の最大の問題点は、既得権益や政官財の癒着などではなく、それらの過剰なまでの破壊と、それと関連して続いているデフレ・不況でしょう。


バブル崩壊後に経済が停滞してくると、「今こそウミを出し切れ」などと言われますが、ウミを出すだけではとどまらずに、大量出血してしまったのだと思います。

ウミを出すのは体力が落ちている時ではなく、むしろ、バブル経済のように過剰に元気な時でないと難しいのだと思います。

たしかに、元気な時、一見して好調に見える時にウミを出せと言う発想はなかなか出てこないのかもしれませんが、体が弱った時に大手術をしても、かえって死亡率が高まるだけなのです。

どうしても大手術を、構造改革をやりたいと言うなら、まずは体全体を元気にしてから、日本全体の体力を十分に回復してから、じっくりやったら良いでしょう。また、そういう時期にしかできないことです。

今のような不況の時は、民間は投資しませんし、困っている人たちを救済などする余裕がありませんから、「既得権益の構造から排除されて」いる人がいると言うなら、政府が救済するしかありません。

不況の時にはニューディール政策のような財政出動を行って、利権の構造をすみずみまで行き渡らせて、まずは不況から脱出するのが先決です。

そうやって、経済が立ち直り復活したなら、その時点でやりすぎた癒着や腐敗を反省なり糾弾し、無駄をカットして効率を高めれば良いのです。でも今それをやっても日本が沈むだけ、寿命を縮めるだけです。

病気の治療にもタイミングと言うものがあります。弱った時に大手術をするような真似をしてはいけません。

では、民主党はどういうものを目ざしていたか・・・

構造改革路線の提唱者および民主党プラスみんなの党は、間違った治療で体力を失った患者にさらに不要な大手術を強要するとんでもないヤブ医者です。


間違った現状認識から導き出される結果ですから、当然のことながら、これまたひどい事が書かれているのですが、今日はもう十分長くなってしまったので、続きは明日にします。

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コメント
この記事へのコメント
私は民主党の理念が間違ってるとは思いません。なぜならこの公務員の不信感の元を正せば、何にどう使ったかでしょ?それをディスクロジャーし、国民にも見られるようにするのが民主党の政策。原点に戻れというのは正しい。それと検察の問題ですが、多分改ざん事件のことを言ってるんでしょうが、あの事件は一個人のものではないと思います。現に、その裁判で早くストーリーに合う調書を取ってこいという上からの命令が圧力となり、その事件に繋がったともあります。他の冤罪事件でも、ストーリーありきの捜査で取り調べがきつかったとか、調書に勝手にサインされたとか、あるでしょ?これも一個人の問題ですか??

結局あなたは木だけを見て森を見ずです。

kkk | URL | 2011/09/20 (火) 07:55:51 [編集]
「結局あなたは木だけを見て森を見ずです。」

そっくりそのままお返しします。不信を抱く自分にまず不信をいだいてみましょう。

マスコミ洗脳が解けてからまた来て下さい。

たぶん無理でしょうが・・・
管理人 | URL | 2011/09/20 (火) 08:08:32 [編集]
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