右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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マスコミを批判しよう!
最近はずいぶんと減ってきましたが、震災後からしばらくの間はテレビCMがAC(公共広告機構)のものばかりでした。そして、そのことへの苦情が絶えなかったらしいと聞きます。

確かに私も、同じCMばかりの連続には参っていましたが、この非常事態に、企業がCMを自粛するのはあたりまえだし、その穴を埋める方法がACのCMを入れることしか無かったのだから、その現象に文句を言ってもしょうがない(CMの内容には文句を言いたいが・・・)とあきらめていました。

しかし、世間一般と言うのは、テレビに関して、こういうはっきり目に見える部分に限ってはよく文句を言うものです。実際には何の被害も受けたわけでも無いのに、どうしてわざわざ電話をかけてまで、そんなどうでも良いことに文句を言うのか私には理解できないところです。見なけりゃ良いだけでしょうと。

その程度のことに、一体何の害があるのかと言いたいわけです。

マスコミが問題なのはそんな小さいことではなく、多くの人がなかなか気づかない部分に問題があるのですが、それをわかっていないのです。
マスコミ報道に漫然と接していると、事実を誤解してしまうという点が問題なのです。その例はたくさんあるし、数日前にも書いた通りですが、もう一度、一通りざっと見てみることにしましょう。

・犯罪が増加している  → 減少している
・凶悪犯罪は増加している  → 減少している
・少年犯罪が凶悪化している  → 減少傾向
・日本は公務員が多すぎる  → かなり少ない
・日本政府は大きな政府である  → そうとは言えない
・日本経済は輸出に依存している  → そうとは言えない
・日本経済は中国に依存している  → そうとは言えない
・日本は公共事業が多すぎる  → ここ数年は減らしすぎ
・日本の道路は多すぎる  → むしろ少ない
(他にもありましたら、お知らせ下さい)

みなさん、すでにご存じと思われるので、わざわざ示す必要も無いかもしれませねんが、日本の犯罪率についての話では、あいかわらず誤解が多いようです。

まあ最近では、一時期よりはずいぶん減ったと思われますが、しかし未だに日本では犯罪が増えているとか治安が悪化しているなどと思っている人が後を結構いるのではないかと思います。

ちょっと前までにはこんな事を言う人が多かった。「日本の治安はどんどん悪くなっている」「凶悪犯罪が増加している」「少年犯罪が増加している」「少年犯罪が凶悪化している」「子供が被害になる犯罪が増えている」

ところが、これらはすべては間違いであるのはご存じの通りです。データを見ればはっきりすることでしょう。

実際には、凶悪犯罪も少年犯罪も増えていないし、犯罪そのものも増えていない、凶悪犯罪も増えていない、むしろどれも減少傾向にあり、また警察の検挙率も下がっていない訳です。

ちょっと面倒なので全部のデータまでは示しませんが、1つ2つ示しておくと、まずこちら。

日本の犯罪の認知件数(紫)と検挙件数(青)と検挙率(折れ線)のグラフである。
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(クリックで拡大)

それから、少年犯罪に関してはこちら。少年犯罪は増えてもいないし凶悪化もしていないのがわかります。

マスコミ報道を漫然とながめていると、むしろ逆のイメージを抱いてしまいがちですし、実際、犯罪が凶悪化しているとか治安が悪くなっているなどと平気で言う人間がマスコミに出たりしているのを見た覚えもあります。

ところが、実際のデータを見るとそうはなっていない。なんとなく思いこみで言っているか、煽っているのでしょう。

増えたか減ったかなど、数字を見ないと言えないはずなのに、誰もデータを見ず、なんとなくマスコミ報道のイメージで判断してしまっていることが多いものです。それを良いことに、データを出さずに言いたいことを言うマスコミにはいろんな問題について責任があると思います。

もう1つ、日本は貿易立国だとか貿易依存、経済が輸出に依存しているなどと言われることが多く、これも皆さんご存じでしょうし、すでに書きましたが、実際には微妙なところだと思います。

そもそも「輸出依存度」が具体的に何なのか、その数字をを示すようなデータも無しにどうしてそんな事が言えるのか不思議だったものです。

で、実際のところどうなのか?まず輸出依存度を定義しなければならないわけですが、とりあえず最近では「輸出依存度とは、国の経済規模(GDP)に対する輸出額の割合」が1つの指標になると考えられているようです。

では、日本の貿易依存度は各国と比べてみるとどの程度なのか?

実はこの指標で見ると、主要国の中で日本の「輸出依存度」はかなり低いほうなのです。

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(クリックで拡大)

日本全体で見れば、日本人はそれほど輸出で食っている訳ではないようです、他の多くの国に比べれば、国内の産業が内需で食っている比率が高いと言うことなのでしょう。

もちろん、だからと言って輸出産業がどうでも良いと言いたいわけではないのです。ただ、輸出依存のイメージがあまりに肥大しすぎていて、輸出企業の声ばかりでかくなって政治に影響力を与えすぎていると言うことが無かったのか!?と言いのが一点。

もう1つは、これだけ内需が大きいのだから、外ばかり見ずにもっと国内のことを考えろとも言いたい訳です。

こうやって、数字を見れば、みんなが何となく思っていることが実際には逆であるというのは珍しくないのです

この他、人口あたりの公務員の数は(構造改革やる前に特殊法人まで含めても)主要国の中では日本が一番少ない(小さい政府のアメリカよりも!)と言うデータを出さずに公務員削減を煽ったりもしました。

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(クリックで拡大)

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(クリックで拡大)

この他にも、日本の道路は他の先進国と比較して決して十分ではないのに、道路は造りすぎであるかのように報道してみたり、公共事業は無駄なものばかりのようなイメージをふくらませるような報道をしてみたりなど。

公共事業はピーク時の半分以下(たしか40%程度)までに減っているのに、そういう具体的なデータも出さずに政府がずっと無駄遣いばかりしているようなイメージをひたすらふくらませたりなどもして「コンクリートから人へ」などと言わせて平然としていました。

とにかく、いろんな事実が、実際のデータを調べていると、マスコミ報道から来るイメージと全然違っているのと言うことが多いのです。

実際のデータを出さずにイメージだけで煽ったり偏向報道したり自分たちのイデオロギーのためにイメージ操作のようなことを平然とやってきた訳です。

多くの国民に正確な事実を報道せずに、間違った前提で世論を誘導し、それで政治が動けば、国が滅茶苦茶になって当たり前なのです。

このところ、似たようなことばかり書いていますが、世論で政治を動かすならば、マスコミが公平に正確に情報を提供しなければならない訳ですが、それができていません。だから政治が滅茶苦茶になるのです。

一番に批判されるべきなのはマスコミであって、政治家や官僚などは二次的なものです。何故かと言えば、彼らはすでに基本的に世論の顔色ばかり伺う傾向が強いからです。

もちろん、売国政治家や売国官僚などはばんばん叩かねばならないのはその通りですが、まず最初に叩かれなければならないのはマスコミだと思います。もっと多くの人たちがマスコミのウソ・インチキ・偏向に気づかねば、この国は良くなりません。

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