右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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毒入り餃子だけでない規制緩和が招き入れるもの
中国の毒入り餃子事件において、中国当局の対応には驚かされますね。中国はとんでもない国で、それについて反感を感じて、まあ叩きたくなる気持はよくわかりますし、それはそれで大いに叩いてもらいたいと思います。

しかし、中国人のレベルというのは、あんなものです。常識があればそんなことわかるはず、そんな中国とどうして日本はズブズブの関係になってしまったのでしょうか。

媚中派政治家のせい?まあそうでしょう。媚中マスコミのせい?それもあるでしょう。

ただ、今回の毒入り餃子事件、というかおかしな食品が中国から入ってくるようになった日本側の原因と言うか協力者と言うか売国奴または重大な戦犯として忘れてはならないのが、「規制緩和論者」たちです。
20年くらい前からでしょうか、政策通?と言われる人たちから、やたらと「規制緩和」の大合唱がはじまりました。

そのまえに、中国由来の毒入り?食品事件がどれだけあったか、とりあえず、去年だけ振り返ってみても、日本で認められていない遺伝子組換え米を使った中国製麺の混入事件、犬猫が新だメラミン入りペットフード事件、基準を超える量の抗生物質が残留していたウナギ販売事件などなど・・・

それらの事件においては、今回の毒入り餃子事件と同じく、テレビでも中国の食品への不信感と中国当局の管理不行き届きを繰り返し述べ立てています。ブロガーも同じです。

しかし、この根本原因は、はじめに書いたように、日本国内で93年頃からはじまった「規制緩和運動」にありということです。

規制緩和運動そのものは、その主張の多くが取り入れられて実行され、そして多くが無惨な結果を招いたり、無秩序の拡大により別種のより厳しい規制を必要としたために、今では規制緩和の大合唱はずいぶんと静かになり、規制緩和マンセー族みたいのはずいぶんと減ったようではありますが、まだまだ規制緩和しろと言っている人も少なくありません。これも最先端のつもりが一周遅れの人々でしょう。

輸入食品に関してもかなり規制緩和が行われました。その時言われたのが、規制緩和を実行して輸入制限を撤廃すれば、世界中の食物が安く手に入るだの、いろんな食材が食べられるだの言う論でした。それは、まあそうかもしれないと思いますが、ここでも目先の利益しか見えていないのです。

では、安全性は誰がどう担保するのかと言うと、規制緩和論者お得意の話なのですが、「それは自己責任で」ということなのです。

こんな暴論がまかり通っていたのですから、規制緩和論者というのも、特定のことに目をうばわれて、他の大事なことに考えた及ばない、単純オツムの人たちだということです。

他の大事なこと、たとえば、食品の安全性や食糧自給率など、ようするに食料安全保障についてです。

もう、空港管理会社の外資規制反対論ともまったく同じなのですが、彼らは目先の経済的な利益ばかりに目をうばわれて、長期的な安全保障という概念がすっとんでいる人たちなのです。

専門バカの経済学者がそういうことを言うのはしかたありませんが、政治家に安全保障という感覚が欠如しているのは大問題です。

日本の国会議員らは、軍事における安全保障とう発想の欠落したサヨクと、目先の利益に飛びついて軍事以外の安全保障という概念の欠落したホシュしかいなかった、ということです。

規制緩和で自己責任だと政府は無責任でいられるから気が楽なのでしょうか?

そうではないと思います。結局、あとになって政府が批判されて多大な労力を奪われますし、たとえば、今回の毒餃子のように、輸入食品を細かくチェックしなければならなくなって、行政には余計なコストがかかります。

規制緩和も税金の無駄遣いにつながるのです。

また、もっと根本的な問題もあります。

規制緩和は事後処罰とセットです。

規制緩和すると自由になりますから、自由を暴走させて違法のレベルに達するものがでてきます。今回の毒入り餃子のように。

そういうのが出てきたら、事後的に厳しく処罰すれば良い、という発想です。

罰を厳しくすれば、それが抑止になって、違法は防げるという発想です。

しかし、中国人のやることを日本が処罰できませんし、今回のような、ある種の食品テロみたいなものは、防ぎようがありません。

規制緩和論者は、規制緩和で生まれる危険は、消費者がちょっと頭をつかえば十分に防げる程度のものだという無責任なことを言っていました。冗談みたいな話です。

しかし、これは今の日本経済に幅広く共通する問題点でもあります。

かつて日本は規制の多い「事前規制型経済」だったことは周知でしょう。

構造改革論者は、その規制のせいで不況になってしまうので、規制をとっぱらって、事後処罰型経済にしたほうが良いと言いました。

事後処罰型では、「事後処罰型ではルールにのっとっていれば何をしても良い。ルールを破ったことが分かったらそれを処罰すれば良い」という話です。

しかし、これはよく考えるととんでもない話です。

ようするに、ルールを破ったことが分かったら処罰される。逆に言うと、ルールを破ってもそれが発覚しなければ良いという経済になりがちなのです。それはアメリカの金融を見ればあきらかです。

そういう不法にもとづくリスクがアメリカの金融のいたるところにばらまかれて、そこに世界中の投資家があつまることで、危険が世界中に拡散している。そしてわけがわからなくなって破綻したのがサブプライムでしょう。その結果世界中に被害をばらまいている。

話が毒入り餃子から金融のことに移っていますが、日本の金融においても、規制緩和以前には賭博法で禁止されていたような危うい金融取引に今や日本の金融機関が参加するまでになってしまっているのです。

サブプライムで日本の金融機関の被害が少なかったのは、これまで失敗ばかりしてたまたま臆病になっていたからというだけの話です。日本がもし好景気だったりしたら、日本の金融機関も調子に乗って危険なものにどっさり投資して、その結果アメリカ製の毒入り餃子である「サブプライムローン」の被害にあっていたことでしょう。

話を食品にもどしますと、なぜ安い食い物に日本人がこだわるのか、ということです。

それはやっぱり格差拡大、マクドナルドとか滅茶苦茶安い食い物しか食えない貧乏人が増えていることと、あとは食への関心が薄い層が増えている、ということも問題だろうと思います。

アメリカでは貧乏人ほどマクドナルドみたいな安いファストフードばかり食って太っているそうです。

そういうものばかり食って、今や日本人もかなりの味覚バカになっているのではないでしょうか?安かろうまずかろうな食品ばかりが街にあふれかえっている。

話をもどして、毒入り餃子が簡単にこれは、入ってくるような国になってしまったこと、金融機関がバクチみたいなことをやるようになってしまったこと、これらは規制緩和のごく一部の弊害にすぎません。これ以外にも規制緩和論者のウソはいくらでもありますし、規制緩和論はすでにかなり破綻しています。

明日も、もし書ければですが、規制緩和論者の異常さ、もしくは規制緩和の問題点について書きたいと思います。

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コメント
この記事へのコメント
なぜ規制改革論者が蔓延るかといえば、自主独立の気概がないからでしょうか。
アメリカに頼っていれば安全だ、アメリカの言うことを聞いていれば安心だという意識で、自分で考えようとしない。
中国が巨大になれば保守が中国に事大する可能性もありそうです。
ドド | URL | 2008/03/06 (木) 15:38:33 [編集]
保守の事大は
チャイナに対する事大は、麻生を始め、すでに侵蝕されつつありますね。オリンピック議連に、町村や麻生の名前があります。統一協会絡みでしょう。よって、これより真正保守は、麻生町村を外す可能性は高いと思われます。真正保守であれば、アメリカからも離れる機会を、自ら作り上げるのが、本筋です。再軍備核武装と、外資完全規制を実行し、国内産業保護または一部国有化と、自給率を限りなく100%にしないと、日本は滅びます。
新四郎 | URL | 2008/03/06 (木) 16:17:10 [編集]
>ドドさん
規制緩和論者は、事大というより、目先の利益優先で、そのためなら中国だろうがどこだろうが組むということだろうと思いますね。長期的スパンおよび安全保障意識の欠如です。しかし、戦後の日本はずっとそうだったんですよね。目先の経済的利益ばかりひたすら追求して安全保障も歴史認識も売り渡してきたという。

>新四郎さん
麻生氏は竹中と衝突したり、小泉路線を批判的にみたりと、ずいぶんマシかと思っていましたが、まあその程度なんでしょうかね。町村氏ももひとつというのはわかっていましたが。やはり平沼氏に期待するしかなさそうです。
管理人 | URL | 2008/03/07 (金) 08:42:34 [編集]
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