右余極説
右翼ではなく余り極端でもなく説明したい(笑)
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野田は経済オンチ
ちょっと前のマスコミ報道から、野田首相は高校生レベルの経済学の知識も無かったことが明らかになっている。さらに、マスコミも高校生以下の知識しか無いので、間違いを指摘できず、野田首相の言動を垂れ流しているだけでまったく批判されないのでもどかしい。

と言うか、高校で経済学なんて科目は無いので、実際には高校の社会の一科目である「倫理・政治経済」と言う科目のうちの経済の範囲と言うことになるが。

増税や歳出削減をした結果、景気が悪くなれば法人税や所得税の税収が減るので、かえって財政は悪化することがある。

不景気の時に増税しても財政は改善されない。

なので、財務省が実行している「基礎的財政収支均衡政策(プライマリーバランス)」=「税収の範囲で支出する」と言うのは間違いである。そのせいでデフレになり、財政が余計に悪化している。

いわゆる国の借金(この言い方もウソ)つまり政府の累積債務は、経済成長によって相対的に減らして行く以外の方法は無い。

これらについては、こちらの本を参照のこと。


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債務をゼロにした国など歴史上存在しないのだから。「借金はいずれすべて返さなければならない」とか、「赤字は悪くて黒字が良い」と言う常識で考えてしまうから間違えるのだと思う。国家財政を常識の感覚で考えると間違える。

たぶん野田首相もそういうレベルなのだろう。財務省のお役人と同じく。財務官僚はほとんど東大法学部の出身だろうし、下手したら経済などほとんど勉強したことが無いのかもしれない。

それにしても、まさか彼が中央銀行(日銀)の役割すら理解していなかったのはおどろきである。

以下は2008年のセンター試験の問題だが、たぶん野田首相は正解がわからないことだろう。


(問) 一般的に中央銀行が行うと考えられる政策として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

①デフレが進んでいる時に通貨供給量を減少させる

②インフレが進んでいる時に預金準備率を引き下げる

③不況期に市中銀行から国債を買い入れる

④好況期に市中銀行に資金を貸す際の金利を引き下げる


③が正解。

でも日銀はその通りにやるのをずっといやがってきた。インフレになるからとか言って。だから、日銀総裁の言っていることを信じている人は、この問題には正解が無いと思うことだろう。

一般の人がこれを理解していなくてもしょうがないが、首相がわかっていないと言うのは恐ろしい。

ちなみに、野田氏は「政府が発行した建設国債を日銀が直接買う(=お札を印刷して国債と取り替える)」ことを「きわめて危険」と言ったようだが、安部氏は「直接買わせる(法案を通さないとできない)のではなく、市場を介して買わせる」と言っただけで、こんなもの、別に珍しくもなんでも無い。

と言うか、少々の不況ならばそのような方法で金融機関に資金を供給すれば景気が回復に向かうかもしれないが、今の日本のようなデフレでは誰もお金を借りてくれないので、国債を手放して現金を持たされた銀行などはかえって困ってしまう。融資先が無いのだから。

だから、結局はそのお金でまた国債を買うことになって、結局無意味になる。

今の日本は「流動性の罠」の状態にはまっているので、普通の金融緩和をやっても効果が薄いので、大胆な金融緩和をやらねばならない。

それこそ、政府の発行する国債を直接日銀に買わせるくらいのことをしないと行けない。安部氏もそこまで言ってないが(批判を恐れて)、でもそこまでしないと効果が無い。

これはクルーグマンの言っていることである。

アメリカはそこまでやっても、なかなか景気が回復しない。どうにかデフレにまではならずにすんでいる程度である。

日本は全然やるべきことをやっていない。逆に言うと、やるべきことをちゃんとやれば、日本経済はすぐに回復する可能性があると言うことだ。

そしてこれは、目新しいことでも何でも無く、むしろ古くさい昔ながらの方法なのである。

昭和恐慌の時に高橋是清がやったのと同じことである。それを今やらねばならない。

金融緩和と財政出動のパッケージつまり、国債を発行して日銀が買い取りそのお金で公共事業をやる。時計の針をもとにもどすべきなのだ。

日本の公共事業はすでに減らしすぎと言うこともマスコミはまったく報道しない。マスコミが機能していない。

デフレの時にインフレの心配ばかりする異常な人たちの言動に左右されてはいけない。

古くさくても、昔にもどすやりかたでも、正しいと言うことはある。普通のことをやれば良い。

そんな時に、中央集権打倒とか道州制とか言うのは完全に的外れ、日本の問題点がまったく理解できていない証拠である。ただ、維新と太陽は合流して少しマシになったが。いずれにせよ無駄なことにエネルギーを使っている場合ではない。

まあ、財務省や日銀が中央集権で諸悪の根源と言うなら正しいが。

まともな経済政策を堂々と唱える人物がひさびさに出てきた。

これを逃すと、日本は本当に潰れてしまう。

確か、クルーグマンはこんな発言をしていたと思う。

「(デフレの時にインフレの心配をするのは)洪水の時に火事の心配をするようなものです。」

でも、残念ながらマスコミが本当の問題をまるで理解できていないので、国民に正しく伝わらなくて結局ダメだろう。

問題を間違えれば、答えも自動的に間違えるのはあたりまえだ。そして余計に事態が悪くなる。それがこの3年間におこったことです。

前にすすめる(間違いをまた繰り返す)のか、もとに戻すのかと言う話だろうと思う。

いずれにせよ、野田みたいな経済オンチをこれ以上のさばらせると、日本は滅茶苦茶になる。野田以外も、維新も同じ。

この本も良い本です。


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